「ソグラペ ポルコ・ティント 2014」は、サミットストア井土ヶ谷店で購入。
基本的な情報をまとめておくと(インポーターであるサントリーの商品説明を参照)、生産地:ポルトガル、アレンテージョ/生産者:ソグラペ・ヴィニョス(Sogrape Vinhos Portugal)/品種:トリンカデイラ50%、アラゴネス40%、アルフロチェイロ10%/タイプ:ミディアムボディ。
味わいについてのインポーターのコメント:「口当たりがやわらかく、ラズベリー、赤スグリを思わせる豊かな果実味の中に、スパイシーさが感じられる赤ワインです。 程よいタンニンとバランスの良さにより、肉料理、特に豚肉の「甘さ」と相性が良く、生ハム・ソーセージ、しょうが焼き、焼豚などの 豚肉料理と相性抜群です。赤身肉の「甘み」と相性も良く、万能型のワインです」
聞いたことのない3つの品種をブレンドした赤ワインだが、調べてみるとアラゴネスはポルトガル南部で流通しているテンプラニーリョの別名とのこと。トリンカデイラはティンタ・アマレーラとも呼ばれ、ポートワインによく使われているという。
サントリーの商品説明の「ブランドについて」の記述によれば、生産者は、ソグラペ・ヴィニョスが1996年に買収したアレンテージョの歴史あるワイナリー、エルダデ・ド・ペソで、「そのワイナリーが、地元の特産品である肉、特に豚肉と気楽に楽しんでもらいたいという思いで送り出すワインが」このポルコ・ティントだという。ソグラペ・ヴィニョスのサイトにはそのHerdade do Pesoのページがあり、なかなか興味深い動画が見られる。
▼ こちらがその動画。エルダデ・ド・ペソのぶどう畑やラベルに豚をデザインしたワイン(ポルコ・ティントではない)の他に、豚や豚の餌になるどんぐりの実が映し出される。
さらに、アレンテージョと豚で思い出されるのが、カルネ・デ・ポルコ・ア・アレンテジャーナ(豚肉とアサリのアレンテージョ風)。実際に作ったことはないが、面白い料理だと思っていた。
▼ こちらがカルネ・デ・ポルコ・ア・アレンテジャーナの作り方の一例。
せっかくなので、この料理を作ってみることにした。パプリカのペーストなどはなかったので、てきとうに代用した。
材料は、豚肩ロースブロック、アサリ、じゃがいも、たまねぎ、トマト、にんにく、コリアンダー(フレッシュ)、レモン、白ワイン、パプリカ(パウダー)、タバスコ、ローリエ、オリーブオイル、塩、こしょうなど。
いろいろなレシピを見ると、肉は漬け汁に24時間ほど漬けるのがよさそうだが、今回は6時間ほど。どれだけ本場の味に近づいたのかは怪しいところだが、とにかく美味かった。コリアンダーがいいアクセントになっている。次に作るときにはパプリカのペーストなども用意しておきたい。
翌日は豚ヒレ肉のサルティンボッカを作った。材料は、豚ひれブロック、生ハム、セージ(フレッシュ)、小松菜、にんにく、小麦粉、白ワイン、オリーブオイル、レモン汁、バター、塩、こしょうなど。セージは、まだ記事にしたことがなかったと思うが(セージ マキシマではなく、コモンセージのこと)、我が家で育てているものを使った。こちらも美味しくいただけた。