■ たまたま2019年5月1日からの契約になったことにちなんで「令和農園」と呼ぶことにした貸し農園での体験のご報告 ■
「令和農園日記2019:イタリアのつるなしインゲン、ファジョリーニ・ミスティの発芽から間引き、花芽、倒伏防止の支柱、開花まで」では、農園で育てているファジョリーニ・ミスティの開花までをお伝えした。
開花を確認してから12日後には、実がだいぶ大きくなっていた。
こちらは莢が黄色になるファジョリーニ・ミスティ。
こちらは莢が紫色になるファジョリーニ・ミスティ。
種袋には、開花後10~15日程で収穫と書かれていたので、実が大きくなっているものをそれぞれ何本か収穫してみた。
こちらが収穫した2色のファジョリーニ・ミスティ。
種袋には、調理については、「乾燥させた豆を調理に使うことも多く、パスタと和えた『パスタ・エ・ファジョーリ』は、ヴェネト州などでよく作られる家庭的な料理」とあるだけで、あまり参考にならない。
そこでトキタ種苗のファジョリーニ・ミスティの商品説明をチェックしてみると、料理に関して以下のような記述があった。
「【紫色】は、水1Lに塩大さじ1、沸騰させて10秒茹でて氷水で急冷すると青臭さが抜けて色も残ります。紫色の色素は水溶性なので、冷やした後は、キッチンペーパーなどで水分を拭き取り、早めに盛り付けます。長時間茹でると、緑色になります。
【黄色】加熱による色変わりなどはありません」
せっかくの紫色が緑色になってしまうのは残念なので、さっそく10秒茹で→急冷を試してみた。
こちらがその結果。確かに紫色が残る。ただし、急冷したあとしっかり水分を拭き取らないと、色素が溶けてペーパーに色がつく。
本日は収穫を考えていたわけではなく、夕食もカレーの材料を買っていたので、茹でたファジョリーニ・ミスティをかぼちゃの素揚げとともにカレーライスにトッピングすることにした。
はじめて食べるインゲンだけに、10秒茹でただけで大丈夫なのだろうかと思っていたが、これが柔らかい。種袋に「本種は若莢を食べるサヤインゲンとして育成した蔓なしのサヤインゲンの品種」とあり、若莢はもともと柔らかいということなのだろう。
先述の商品説明には、収穫に関して「開花後10~15日程で収穫。あまり遅くなると固くなる」とあるので、できるだけ若莢を収穫するようにしたほうがよさそうだ。
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