ベランダで育てているレモンバーベナも、先日記事にしたルンギア クロッシーと同じように、水をやることと冬場に屋内に移すこと以外、ほとんどほったらかしにしていた。そこで、暖かくなってベランダに出すタイミングで、ルンギア クロッシーと同じように茎伏せで増やすことにした。

その茎伏せはいまのところ順調に見えるが、そのなかの1本だけがいち早く根づいたらしく、ぐんぐん伸びだし、葉も大きくなっていく。ほかの茎伏せの鉢も根づき、ある程度育ったら剪定するつもりだったが、このままでは1本だけが異様に伸びてしまうので、この茎だけ剪定することにした。

こちらが選定した茎から摘んだレモンバーベナの葉。この葉をハーブティーで味わうために乾燥させることにする。これまでレモンバーベナはフレッシュのハーブティーを飲んでいたが、こんなわずかな葉をわざわざ乾燥させるのには理由がある。

筆者がよく参考にしている萩尾エリ子著『ハーブの図鑑』では、レモンバーベナが以下のように説明されている。
「おいしいハーブティー
香水木とも呼ばれるこの草を、きっと嫌いな人はいないでしょう。葉はレモンのような香りがします。小さな花が咲くとまたうれしい。寒いところでは冬の保護が必要ですが、室内にあるのも幸せ。自家製のドライハーブの味と香りは、素晴らしいものです。レモングラス、ローズ、ミント、カモミール、何と組みあわせても失敗なしの、おいしいハーブティーになります」
健康面では、「吐き気、消化不良、鼓腸、めまい、動悸、片頭痛、無気力、憂鬱に効果があります」とのこと。
ということで、これまでと同じように、レモンバーベナの葉を野菜干しネットに入れて、ベランダに吊るしておいた(「バッタにやられる前にミント ベリーズ&クリームを収穫して乾燥させ、まずはレモンバームとブレンドしたドライのハーブティーを味わう」)。
こちらが乾燥させたレモンバーベナの葉。先日、同じように乾燥させたレモンバームの葉の場合は、香りがかなり失われてしまうが、このレモンバーベナの場合はしっかり残っている。保存袋に入れるときもよく香る。

さっそくレモンバーベナの自家製ドライのシングルハーブティーを試した。さわやかなレモンの香り、すっきりとした酸味とほのかな甘み。とてもおいしい。レモンバーベナを茎伏せでふやしたら、ハーブティー用にドライのレモンバーベナも常備できればと思う。
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