オリーブの木がハマキムシにやられる

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これはちょっと前の話。「モート・ローゼンブラム 『オリーヴ讃歌』 第1章 「オリーブの世界」からのメモ」で書いたように、ガーデニングで筆者が最も熱を入れているのがオリーブの木だ。今はイタリア原産のシプレッシーノ、スペイン原産のネバディロブランコ、ギリシャ原産のコロネイキ、新種といわれるシルベストリスの4種を育てている。

そのオリーブが害虫にやられた。害虫を想定していなかったので、一度開いたはずの新芽の葉がくっついているのを見たときは安易にも強風のせいだと思い込んでいた。ところが、閉じて鞘のようになった葉がしおれ、他の新芽の葉も似た状態になり、害虫にやられていることに気づいた。

ハマキムシにやられたシルベストリスの葉

特に被害がひどかったのがシルベストリスとシプレッシーノ。くっついている葉をピンセットで開いてみると、幼虫が出てきたり、食い荒らされて汚れたりしていた。

そこで岡井路子『決定版 育てて楽しむ オリーブの本』の病害虫対策のページをチェックし、“ハマキムシ”の仕業だと判明した。その特徴は以下のように説明されている。

「ハマキガ科のガの幼虫、ハマキムシは体長1~2cmほどで、4月から11月に繰り返し発生し、オリーブの葉や実を食害します。白い綿状の糸で葉巻のように葉を巻いたり、数枚の葉を綴り合わせたりして中に入り葉を食べるほか、実に穴をあけて中に入り込み食害します」

まさにそんな感じである。では対策は? 「白い綿状の糸で何枚か綴られた葉や、巻かれた葉、穴のあいた実を見つけたら、中に幼虫が入り込んでいることが多いので枝ごと切り取って捨てます」。

仕方なくこの対策を実行しているが、とにかくこの害虫はしつこい。新芽が次々とやられてしまい、かなりストレスがたまっている。

《参照/引用文献》
『決定版 育てて楽しむ オリーブの本』岡井路子(主婦の友インフォス情報社、2014年)





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