いまわが家で常備しているドライのハーブティーは、レモンバーム、リンデン、マルベリーリーフ、エキナセア、ヒース(エリカ)、パッションフラワーなどで、朝昼晩にそれらをいろいろ組み合わせて飲んでいるが、そこにフィーバーフューを加えることにした。
フィーバーフューといえば、片頭痛や生理痛などの鎮痛効果が思い浮かび、個人的にはあまり必要性を感じていなかったが、和田洋巳著『がん劇的寛解 アルカリ化食でがんを抑える』を読んで印象が変わった。
がんの発生と増悪の根本原因となる慢性炎症、その慢性炎症を発生、増悪させる生理活性物質として知られているのが、「NF-κB」(エヌエフカッパービー)。諸悪の根源たる慢性炎症を改善するには、このNF-κBと特異的に結合する成分の摂取が有効であるとされる。なかでもパルテノライドはNF-κBに特異的に結合して、その働きを抑制する成分として知られている。
それを踏まえ、フィーバーフューのことが以下のように説明されている。「片頭痛に効くことで知られる夏白麴(フィーバーフュー)などの一部のハーブ類にはNF-κBに特異的に結合するパルテノライドが含まれています。そのため、患者さんが希望される場合には夏白麴ハーブの提供にも応じています。
ちなみに、私のオススメは夏白麴ハーブを煎じたフィーバーフュー茶(ハーブティー)です。私も毎日、このフィーバーフュー茶を愛飲しています」
ドライのフィーバーフューのハーブティーを味見。筆者が参考書にしている萩尾エリ子著『ハーブの図鑑―見て、読んで育てて使いきる』には、フィーバーフューのページに「苦味の強い薬草」というタイトルがつけられていたが、確かに苦味がけっこう強い。筆者はあまり気にならないが、苦味が苦手な人には、ハーブティーとして味わうのが難しいかもしれない。わが家では常備することにした。
《参照/引用文献》
● 『がん劇的寛解 アルカリ化食でがんを抑える』和田洋巳(KADOKAWA、2022年)
● 『ハーブの図鑑―見て、読んで育てて使いきる』萩尾エリ子(池田書店、1999年)
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● 『がん劇的寛解 アルカリ化食でがんを抑える』和田洋巳(KADOKAWA、2022年)
● 『ハーブの図鑑―見て、読んで育てて使いきる』萩尾エリ子(池田書店、1999年)