わが家で鉢で育てていたグリークオレガノを株分けし、ひと株を地植えにしたのは3年前のこと(「虫にやられたグリークオレガノの挿し木と冬越し」)。その地植えにしたオレガノは、一度勢いが衰えて、ダメになってしまったように見えた。ところが、庭と通路を仕切るレンガの外側から芽を出して大きくなり、内側でも復活した。
このままでは枝葉が密になり、根に近い部分が蒸れてしまうので、通路にはみ出している部分を中心に収穫した。収穫するのは、天気のよい日の午前中がよい。
これを、以前、ジャーマンカモミールやレモンバームを乾燥させたのと同じ要領で、乾燥させる(「秋蒔き(2016)で育てたジャーマンカモミールをハーブティー用に乾燥させ、保存する」「収穫したレモンバームの葉を乾燥させ、ハーブティーとハーブソルトを味わう」)。さっと洗って汚れなどをとり、ペーパータオルで水分をとり、ダイソーで買った「野菜干しネット」に入れて、風通しのよい日陰に吊るす。
本当は開花の直前に収穫するのがよいのだが、この状況では仕方がない。
乾燥剤とともにジッパー付き保存袋に入れ、冷蔵庫で保存。作業の間中、オレガノのいい香りが漂っていた。
ハーブティーにしたときのオレガノの効能は、佐々木薫『ハーブティー事典-108種の効能から味・香り、利用法まで解説!』によれば、以下の通り。
「胃腸の調子を整え、消化を促す効果があるため、食べ過ぎたときに飲んでおくと、消化を助けます。
また、強壮作用もあり、せきをしずめたり、筋肉の痙攣や、神経性の頭痛、生理痛などをしずめるのに役立ちます。神経が過敏になっているときは、気持ちの高ぶりを抑えてくれるでしょう」
料理に使う場合にはもう少し砕いて。
《参照/引用文献》
● 『ハーブティー事典-108種の効能から味・香り、利用法まで解説!』佐々木薫(池田書店、2007年)
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