「花巴 山廃純米四段仕込み うすにごり 無濾過生原酒 30BY」は、芹が谷にある秋元商店で購入。
「花巴 山廃純米四段仕込み うすにごり 無濾過生原酒 30BY」の基本的な情報をまとめておくと(裏ラベルなど参照)、醸造元:美吉野醸造株式会社/醸造元所在地:奈良県吉野郡吉野町/原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)/原料米:ひとごこち、吟のさと/精米歩合:70%/アルコール分:17度/酵母:無添加/製造年月:18.12。
醸造元のコメント(裏ラベルより):「じっくり寒仕込みで醸す「山廃」の酒は、米の旨味・甘味・苦味・渋味を最大限に引き出す酒造りだと考えます。フレッシュな酸から、熟果の様なまろやかな酸まで幅広い酸質を生み出します。搾ったままの無濾過生原酒は、爽やかな果実味を持つパワーあふれる複雑味を味わえます」
この花巴は抜栓したときのことを記事にしていないが、「鳥取の地酒、日置桜 鍛造生酛 強力と奈良の地酒、花巴 山廃純米四段仕込み うすにごり 無濾過生原酒の熱燗でさばと菜の花のアラビアータやさばの味噌煮をいただく」で抜栓時のことに少し触れている。抜栓してから常温保存で4年3か月弱というところ。甘口の白ワインを思わせる味。また、醸造元の美吉野酒造については、「奈良の地酒、花巴 山廃本醸造 無濾過生原酒で麻婆豆腐や鶏のカレー揚げをいただく――あるいは日本酒の熟成と燗への第二段階」で触れているので、そちらを参照していただければと思う。
この日の食材は前々日に購入したくろだい/黒鯛といなだ(「鳥取の地酒、諏訪泉 田中農場 純米吟醸 強力 生原酒 R3BYの熱燗でくろだいといなだの炙り、いなだと大根のあら炊き、くろだいのあらのトマトスープをいただく」)の残り。
それぞれ498円と580円で3日にわたっていろいろ料理できたら(2日目の記事「兵庫の地酒、奥播磨 山廃純米 兵庫夢錦五拾五 生 H26BYの常温と熱燗で酢じめにしたいなだの炙り、塩ゆずカルパッチョ、酒粕漬けをいただく」)けっこう安上がりなのではないかと思う。
くろだいとトマトとアボカドのカナッペ。前日のくろだいのあらのトマトスープが煮こごりになっていたのを利用できるのではないかと思い、試しに残りのスープを軽く濾して小さなタッパーに入れてまた固めておいた。バゲットにアボカドとトマトのスライス、くろだいの身の切れ端を重ね、煮こごりをかけ、庭で摘んだペパーミントをのせた。煮こごりだけを味見すると、あらの風味が少し強すぎる気がして無理かとも思ったが、あわせたらまったく気にならなかった。またやりたい。
[※多忙で中断していたブログを再開するためのウォーミングアップしていたはずが、また大きな仕事が入って中断し、あらためてウォーミングアップ中。しばらくは空白の時期の作業や記録や記憶の整理になり、再開までには時間がかかりそうです]
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