先月(7月)下旬に隣駅の駅前のFUJIスーパーで“バジル マジックマウンテン”を購入した。我が家では、種から育てている普通のバジル、以前紹介したバジル アジャカにつづく3種目のバジルである。ポット苗に添えられたラベルでは以下のようにその特徴が説明されている。
「やや紫がかった葉で花も紫色に近いピンクで香りの良さ以外に、ガーデンの植栽にも使えるほど株が綺麗です。葉はもちろん食用として楽しむことが出来ます」
さらにラベル裏面のワンポイントにも注目だ。
「普通のバジルより寒さに強いです。霜が降りる前に屋内に入れましょう。0℃以下にならなければ越冬します」
普通のバジルも本来は多年草だが、耐寒性があまりないため日本では一年草のように扱われると聞いている。では、マジックマウンテンの場合はどのように育てればよいのか。
普通のバジルと違って、ネットでも育て方にはほとんど触れられていないが、「楽天市場:バジル マジックマウンテン10.5cmポット苗」の商品説明はそれなりに参考になる。そこでは、シソ科の一年草とした上で、以下のように説明されている。
「日当たりの良いところで育ててください。夏は半日陰くらいの場所で。肥沃な土を好みます。植え付け前に腐葉土やたい肥を混ぜておきましょう。水は土の表面が乾いたらたっぷりと。湿り気を好みますので、水切れには注意してください」
「肥料は定期的に液体肥料を。一番上の芽を摘むとそこから腋芽がでます。これを定期的に繰り返して、たくさんの葉を収穫しましょう。種ができてしまうと枯れてしまうので、種を採る目的がなければ、つぼみは摘むようにしましょう」
これを参考にするなら、とりあえず普通のバジルと同じように摘芯をすればよいようである。そんなことを調べ出したのは、購入してからまだそれほど日数が経っていないのに、気づいてみるとつぼみができはじめていたからだ。そこで摘芯をし、ついでに挿し木にもトライすることにした。
もちろん、挿し木のために切り落とした葉を捨てるのはもったいない。夕食は生姜焼きのつもりだったが、マジックマウンテンを使ったトマトソースで豚肉を料理することにする。
トマトソースは、「収穫したバジルで定番トマトソースのパスタをいただく」の要領で作り、マジックマウンテンだけは後で入れるために別にしておく。
塩・コショウした豚肉をオリーブオイルで炒め、焼き色がついてきたら白ワインをふりかけて少し煮詰め、準備してあったトマトソースを入れ、塩・コショウで味を整え、最後にマジックマウンテンをちぎってちらし、軽くソースと合わせて火をとめる。
調理しているときには普通のバジルに比べて香りが薄いように感じたが、いざ食してみるといい感じに香る。これからも積極的に使っていくことにしたい。
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