「酉与右衛門(よえもん) 山廃純米 美山錦 無濾過原酒 酵母無添加・火入れ H27BY」は、菅田町のちょっと行きにくいところにある酒の旭屋で購入。
![菅田町の酒の旭屋で購入した「酉与右衛門 山廃純米 美山錦 無濾過原酒 酵母無添加・火入れ H27BY」のラベル](https://suburban-landscape.net/wp/wp-content/uploads/2023/04/4fd34afe4b96c3a77d7f093cb2168156-400x300.jpg)
![「酉与右衛門 山廃純米 美山錦 無濾過原酒 酵母無添加・火入れ H27BY」の裏ラベル](https://suburban-landscape.net/wp/wp-content/uploads/2023/04/670fed45b8d8263553543d0ca562c98e-400x300.jpg)
基本的な情報をまとめておくと(裏ラベルなど参照)、醸造元:合資会社 川村酒造店/醸造元所在地:岩手県花巻市石鳥谷町/原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)/原料米:岩手県(自家田)産美山錦100%使用/精米歩合:55%/使用酵母:酵母無添加/醪日数:25日/アルコール分:17度以上18度未満/日本酒度:+5/酸度:2.1/アミノ酸度:1.1/醸造年度:2015仕込み31号/製造年月:2021.9。
醸造元のコメント(裏ラベルより):「上槽した後、そのままの原酒を火入れしているため、滓が少し沈殿しますが、品質には問題ありません」
この酉与右衛門は、「岩手の地酒、酉与右衛門(よえもん) 山廃純米 美山錦 無濾過原酒 酵母無添加・火入れ H27BYの熱燗でたこの刺身と自家製しめさば、たこのセビーチェ、ぶり大根をいただく」のときに抜栓してから常温保存で2年と1か月弱というところ。
川村酒造店の所在地は、岩手県花巻市石鳥谷町。地図でみると内陸に位置する蔵。東の方向に昔、登ったことがある早池峰山がそびえている。内陸の蔵ながら、わが家では海のものと合わせることが多い。
![5日前に仕込み、毎日かき混ぜている醤(ひしお)](https://suburban-landscape.net/wp/wp-content/uploads/2023/12/d7bdb67d30591b1dde2261a6679c6f4f-400x300.jpg)
岡山の名刀味噌本舗の乾燥ひしおこうじ「ひしおの糀」と畑醸造の3年熟成、極寒仕込み「北陸」を使って仕込み(「宮城の地酒、綿屋 純米原酒 山田錦65 中取り 生酒 R3BYのぬる燗で自家製しめさばと船場汁、真がれいのあらのから揚げとみぞれ鍋をいただく+醤(ひしお)の仕込み+福来純 伝統製法熟成本みりんのこと」)、冷蔵庫で保存している自家製の醤(ひしお)。醤油よりもまろやかで、食材によくなじむ万能発酵調味料。
![酉与右衛門の火入れH27BYの上燗でするめいかと彩野菜の醬(ひしお)炒めやくろそいとするめいかの寄せ鍋をいただく](https://suburban-landscape.net/wp/wp-content/uploads/2024/04/15d4ee38b1a4a0daddff44ce566b2535-400x300.jpg)
酉与右衛門 山廃 美山錦 H27BYの上燗で。錫半のちろりに入れた酒を湯煎で50℃まで上げて、それをお気に入りのごつい陶器の徳利に少し高い位置から注ぎ、徳利を湯に戻してしばらく待つ。最終的な温度は確認しないので、便宜的に上燗としている。
酉与右衛門の生はプチプチしてやたらとフレッシュなのに対して、火入れは蔵で寝かせてから出しているので、同じ蔵の酒とは思えないくらいコントラストがあり、その火入れをさらに家で寝かせて燗するととてもうまい。