(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります。なかには最低限の備忘録に過ぎない記事もありますが、振り返ってみると、1年半ほどの間にワインから日本酒に魅了されていく過程が見えてきて個人的に後々参考になりそうだったので、整理することにしました)
「小笹屋竹鶴 無濾過 宿根雄町 純米原酒 H29BY」は、県内の某酒店で購入。以前、同じ小笹屋竹鶴の大和雄町を購入したのは横浜君嶋屋だったが、その後は見かけていない。
基本的な情報をまとめておくと(裏ラベルなど参照)、醸造元:竹鶴酒造株式会社/醸造元所在地:広島県竹原市本町/原材料名:米・米こうじ/原料米:広島県竹原市下野町宿根産雄町(契約栽培)100%/栽培者名:奥元忍/精米歩合:65%/使用酵母:協会701号/アルコール分:20度/醸造年度:2017(平成29)酒造年度/杜氏:石川達也(広島)/製造年月:2018.1。
醸造元のコメント(裏ラベルより):「熟成のため、また脱色処理されていないため、お酒が黄金色をしています。円熟した日本酒本来の味をお楽しみ下さい」
竹鶴酒造や石川達也杜氏については、「広島の地酒、小笹屋竹鶴 無濾過 大和雄町 純米原酒の燗でオリエント風スペアリブをいただく」の記事で触れているので、そちらを参照していただければと思う。
杉田衛保『究極の日本酒 マリアージュで楽しむ純米無濾過生原酒16本』には、竹鶴のマリアージュについて以下のような記述がある。
「相性の良い料理は、油もののようなどっしりとした料理です。肉やチーズにも合うので、フレンチ、イタリアンの店でぜひ使ってほしい酒です」
「竹鶴はこういう洋風の調理法で、個性的な魚や貝類を料理したものに合わせると、非常に美味しい。雄町の旨み、個性が生きて、前菜風からメインディッシュまで洋風の料理は大丈夫です。熟成と燗が美味しい、典型的なマリアージュが楽しめる酒です」
確かに竹鶴はイタリアやスペイン、フランスなどの料理によく合うと思う。
この日の料理は、ヤリイカのトマト煮 スペイン風。吉田勝昭『地中海料理 暮しの設計145号』に「小さなヤリイカのトマト煮 スペイン風」として紹介されていた料理にならったもの。材料は、ヤリイカ、玉ねぎ、にんにく、オリーブオイル、トマトソース、刻みパセリ、塩、こしょうなど。
小笹屋竹鶴はなかなか見かけないので、ちびちび飲んでいる。前の大和雄町もこの宿根雄町もまだ残っていて、常温で保存している。
《参照/引用文献》
● 『究極の日本酒 マリアージュで楽しむ純米無濾過生原酒16本』杉田衛保(花伝社、2016年)