(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります)
「クアルト・ミッリオ ミッリオ ロッソ 2015」は、関内駅の近く、馬車道と関内大通りの間、関内ホールのそばにあるイタリアワイン・食材専門店イル・カーリチェで購入。知人にプレゼントするために、「モンテプルチアーノ・ダブルッツォ コッリーネ テラマーネ」を購入したついでに。
基本的な情報をまとめておくと(購入したイル・カーリチェの商品説明と生産者クアルト・ミッリオ(IV Miglio)の商品説明を参照)、生産地:イタリア、カンパーニャ/生産者:クアルト・ミッリオ(IV Miglio)/品種:ピエディロッソ60%、アリアニコ40%/植密度:4500~5500本/ha/発酵:25~28度に設定されたステンレスタンクで7~10日/熟成:ステンレスタンクで5~7ヶ月/アルコール分:12%。
コメント:「古来のオリジナル・クローンそのままの自根仕立てと有機農法による、みずみずしくナチュラルな果実味を感じてください」
クアルト・ミッリオが拠点にするカンピ・フレグレイ地区は、カルデラが広がる火山性土壌の土地で、ローマ時代からワインが造られていた。石柱を配したロゴはそんな歴史を想像させる。
現在の醸造所がスタートしたのは2004年ということだが、ヴェルデ家はそれ以前から代々ワインを造りつづけてきた。19世紀後半、ラファエル・ヴェルデはクアルトで最高のぶどう栽培者として認知された。息子のチロはその伝統を引き継いだが、第二次大戦によって生産と取引の中断を余儀なくされた。その息子であるもうひとりのラファエルが事業を復活させた。そして、もうひとりのチロが事業を引き継ぎ、エノロゴとしてワインの質を向上させ、事業を広げ、現在に至っている。
▼ エノロゴであるチロ・ヴェルデとレストランを経営するアレッサンドロ・ヴェルデのインタビュー。ぶどう畑の風景や醸造過程も見られる。最後の方に先代のラファエルも登場する。(イタリア語)
以前は好んで濃くて、しっかりした赤を飲んでいたが、日本酒もよく飲むようになってから、赤の好みも少し変わってきたような気がする。この「ミッリオ ロッソ」のようなサラリとしていて、素朴な味わいが新鮮に感じられる。本日の料理は、安売りしていた黒毛和牛モモ霜降りのペッパーステーキ。
田崎真也『安くて旨い! ワイン&簡単おつまみ (PHPビジュアル実用BOOKS)』に「マグロのペッパーステーキ」として紹介されていた料理の牛肉版。「牛肉などでもおいしくできます」と書かれていたので、やってみた。
材料は、黒毛和牛モモ霜降り肉、れんこん、プチトマト、赤ワイン、フォン・ド・ヴォー(フレーク)、醤油、バター、サラダ油、塩、こしょうなど。元のレシピに付け合せはないが、アレンジで素揚げしたレンコンとプチトマトを添えた。
確かに牛肉でも美味しく、このようなワインだとさっぱりといただける。