チリ(セントラル・ヴァレー)ワイン、イライア ソーヴィニョン・ブランでカクテル風サラダ、プレーンオムレツ、たらのムニエルをいただく

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(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります)

「ヴィニャ・マーティ イライア ソーヴィニョン・ブラン 2014」は妹からもらったもの。チリワインはよく料理に使っているが、飲むのは久しぶりのような気がする。

妹からもらったヴィニャ・マーティ イライア ソーヴィニョン・ブラン 2014のラベルヴィニャ・マーティ イライア ソーヴィニョン・ブラン 2014の裏ラベル

基本的な情報をまとめておくと(インポーターであるトゥエンティワンコミュニティの直営ショップ、ワインショップソムリエの商品説明や生産者Vina Martyの商品説明Amazonの商品説明などを参照)、生産地:チリ、セントラル・ヴァレー/生産者:ヴィニャ・マーティ(Vina Marty)/品種:ソーヴィニヨン・ブラン100%/収穫:手摘み/発酵:ステンレスタンクで、約14~16℃で平均8~12日間/pH:3.42/酸度:6.23g/l/残糖:Dry/アルコール:13.5%。

特徴:「ムートン・ロートシルト、オーパス・ワン、アルマヴィーヴァを手がけたパスカル・マーティ氏が率いるヴィニャ・マーティ。イライア・シリーズはボルドー的な優雅さとニューワールド的な華やかさ、二つの高次元でのバランスを目指したワンランク上のキュヴェです。緑がかったレモンイエローの外観を見せるイライアのソーヴィニヨン・ブラン。ピーチや杏を思わせる華やかな香りとブリオッシュなどのニュアンスが調和している印象。シャープな酸味を強調するより、ふくよかな旨味とのバランスを重視した味わいです」

ボトルの裏ラベルの説明には、フレンチオーク樽によるヴァニラや樽香とあるが、これはどうもイライア・シリーズ全般の説明のようで、Vina Martyのサイトによれば、ソーヴィニヨン・ブランについてはオーク樽を使用しないと書かれている。

▼ ワインショップ ソムリエによる【ワイナリー紹介】ヴィニャ・マーティ

イライア(ILAIA)というブランド名は、先住民であるヤーガン族の言葉で「世界の南の果て」を意味するという。筆者の記憶が正しければ、ヤーガン族は、南米の巨匠パトリシオ・グスマン監督のドキュメンタリー『真珠のボタン』(15)で取り上げられていた。19世紀、チリ最南端の西パタゴニアには、5つの部族が、カヌーで旅をし、星を祖先の魂とする神話を継承して暮らしていたが、入植者たちによって駆逐されていった。

イライア・シリーズのラベルには、先住民の織物がデザインされている。ヴィニャ・マーティは先住民の文化に関心を持っているのか、単なるブランド・イメージなのか、少し調べたがはっきりしない。『真珠のボタン』には、わずかに残った純粋な先住民が、スペイン語の単語を次々に先住民の言葉に置き換えていく場面があった。その言葉は彼らの記憶や文化と深く結びついている。

▼ 2015年のベルリン国際映画祭で銀熊賞脚本賞に輝いた『真珠のボタン』の予告。

「イライア ソーヴィニョン・ブラン 2014」は、淡いイエロー、ちょっと甘い柑橘系の香りの口当たりのよいワイン。

カクテル風サラダ

本日の料理はまず、刻んだパイナップルを混ぜたマヨネーズのドレッシングのサラダ。谷本英雄『イタリアの味 (暮しの設計 NO. 217)』で、「カクテル風サラダ」として紹介されていた料理にならったもの。材料は、アスパラガス、生ハム、スモークサーモン、レタス、パイナップル缶、マヨネーズ、トマト、ゆで卵、塩、こしょうなど。パイナップル缶の汁も使った甘酸っぱいドレッシングが美味い。

プレーンオムレツ

こちらはプレーンオムレツ。材料は、卵、牛乳、塩、こしょう、サラダ油、バター、ケチャップ。

たらのムニエル レモンバターソース

最後は、たらのムニエル レモンバターソース。材料は、たらの切り身、じゃがいも、プチトマト、小麦粉、バター、サラダ油、白ワイン、レモン汁、パセリなど。