(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります)
「ケットマイヤー グラン・キュヴェ ピノ・ビアンコ ブリュット」は、関内駅近く、大通り公園わきに店を構える葡萄屋・関内店で2017年12/1~12/21まで開催していたどれでも[3本で5000円SALE]の1本として購入。実は仕事が忙しくてなかなか行けなかったうえに、12/22までだと勘違いしていた。12/21か12/22のどちらかに行ければと思っていて、結局12/21に行き、そこで最終日だと気づいた。
基本的な情報をまとめておくと(インポーターであるフードライナーの商品説明や生産者であるケットマイヤーの商品説明を参照)、生産地:イタリア、トレンティーノ=アルト・アディジェ、カルダーロの標高500~700mの斜面/生産者:ケットマイヤー(Kettmeir)/品種:ピノ・ビアンコ100%/植密度:3000~3500本/ha(ペルゴラ仕立て)、5000~6000本/ha(エスパリエ仕立て)/収穫時期:9月下旬、10月初旬/タイプ:白(発泡)/アルコール分:12.5%。
コメント:「ピノビアンコ100%使用の辛口スパークリングワイン。シャルマルンゴ方式。(タンク内2次発酵)麦わら色に近いイエロー、上品なアロマを持ちながら9ヶ月におよぶシュールリーから来る複雑な香り。海抜500~700mの粘土分が多く適度に有機物を含む柔らかめの石灰質土壌。持続性のある繊細な泡を伴った淡い麦わらイエロー。フレッシュでバランスの取れたイーストのアロマが微かに感じられるフルーティーな香り。活き活きとして余韻の長いドライで、フルボディーな味わい。6~8℃が適温。白身の肉や魚、揚げ物などにも相性が良い」
ケットマイヤーは1919年にジュゼッペ・ケットマイヤーによって創立された。1910年にウィーンで農業技術の学業を修了した彼は、ワイン輸出会社でマネージャーや共同経営者として経験を積んだ後、自分のワイナリーを立ち上げた。そのワイナリーは当初、アルト・アディジェ北部の都市ブルツァーノの中心部にあったが、北欧市場への輸出や国内市場への輸送の利便性から1934年にカルダーロに移転し現在に至っている。
▼ ケットマイヤーの醸造家ヨゼフ・ロメン(Josef Romen)が案内人を務めるワイナリーのプロモーション動画。ケットマイヤーは、オーストリアとの国境近く、カルダーロ湖を見下ろす丘の上に位置している。その圧巻の風景をたっぷり見られる。ワイナリーの建物の外壁には、創業者ジュゼッペの肖像が掲げられている。ワインだけをプッシュするのではなく、マリアージュを踏まえた紹介になっているのもいい。(イタリア語/英語字幕)
スパークリングワインは、1年以上前に「エスパス・オブ・リマリ・スパークリング・ロゼ」を飲んで以来(「ファットリアビオ北海道のリコッタとオリーブマーケットのメランジェを味わう」)。それ以前はほとんど記憶にない。
このところ料理に合わせるのがちょっとやっかいなアルコール分の高い日本酒がつづいたが、本日はドライで、ほどほどにしっかりした酸味があり、幅広い料理に合いそうなワイン。料理のほうは自分で作るのは一品だけで、あとはすぐに食べられるものをいろいろ買い込んできた。
まずはチーズの盛り合わせ。「チェスコセレクション チーズセット」。ジェラールのクリーミーウォッシュ、ブルーチーズ、カマンベール(フランス)、ゴーダ(オランダ)、レッドチェダー(ニュージーランド)の5種類。
こちらは、人でごった返す横浜タカシマヤの地下食料品フロアで購入したホタテのサラダに、我が家にあったスモークサーモンを加え、サラダについていたわさび香る醤油ドレッシングをかけたもの。このドレッシングには魚醤も入っていて、さっぱりしていてコクもある。値段の違いもあるが、サーモンの存在がかすむほどにホタテが美味かった。
人でごった返すそごう横浜店の地下鮮魚売場で購入した本マグロが目玉の刺身の盛り合わせ。つぶ貝も美味かった。
最後は地鶏のロースト クリスマス風。吉田勝昭『地中海料理 暮しの設計145号』に「若鶏のロースト クリスマス風」として紹介されていた料理にならったもの。元のレシピでは、若鶏を1羽使い、網脂を使い、生のソーセージやパンチェッタも入っているが、そこまではやっていない。
材料は、地鶏の骨付きもも肉と骨なしもも肉、ラード、種抜きプルーン、レーズン、松の実、ベーコン、ブランデー、白ワイン、ブイヨン、塩、こしょうなど。材料からもある程度は想像できるように軽めのソースで、どちらかといえばさっぱりした味になっている。
料理に合わせやすいスパークリングワインのおかげで、すべてのメニューが美味しくいただけた。