(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります)
「ラ・ヴィ・ダルノー・コルビエール 2015」は、関内駅近く、大通り公園わきに店を構える葡萄屋・関内店で購入。2018年2月9日~2月12日開催の全商品20%OFFセールのときに。
基本的な情報をまとめておくと(インポーターである稲葉の商品説明を参照)、生産地:フランス、ラングドック・ルーション/生産者:アルノー・シェ(シャトー・ド・トレヴィアック)/品種:シラー65%、グルナッシュ35%/アルコール度数:14.5/飲み口:フルボディ。
インポーターのコメント:「アルノー シェとシュマン ド マルキエールを手掛けるグザヴィエ ロジェが、ワインを買い、ブレンドして造ったワインです。この地域の代表的な葡萄、シラーとグルナッシュを使っています。収穫は畑で選別しながらすべて手摘みで行います。除梗、破砕し、発酵タンクに入れます。約4〜5週間の発酵期間中、苦みが出ないよう優しく果帽を沈める作業を行います。チャーミングなカシスのアロマに、リコリスやブラックペッパーの要素が混ざっています。口当たりは、非常にフルーティで深みがあり、長い余韻が感じられます」
▼ こちらが生産者であるシャトー・ド・トレヴィアックのアルノー・シェの動画。
▲ アルノー・シェはぶどう栽培家の家系に生まれた。前世紀の変わり目に、アルノーの母方の曽祖父が土地を購入し、ぶどうを植えていった。その曽祖父には、アルノーの祖母を含めて3人の娘がいて、彼女たちはそれぞれにぶどう栽培家になった。アルノーが造るワインの90%は赤で、中心的な品種はシラーとグルナッシュ。ぶどう畑は、タイム、ローズマリー、ラベンダー、コニファー、松などの低木に取り囲まれ、夏の猛暑のなかで、ぶどうの木がそれらの低木のアロマやフレイバーを吸い取り、ワインにガリーグの独自の香りをもたらす。
コスパがよくて、料理に合わせやすい赤といえば、個人的には、以前はモンテプルチアーノだったが、最近は、果実実があってスパイシーなシラーとグルナッシュのブレンド。このワインもそれに当てはまる。
本日の料理は、薄切り牛肉のキムチ炒め。『女将さんの居酒屋料理―この酒に、この肴 (暮しの設計 (234号))』に、「和牛のキムチ炒め」として紹介されていた料理にならったもの。材料は、薄切り牛肉(オージービーフ)、キムチ、にんにくの芽、にんにく、サラダ油、塩、こしょう、日本酒(「澤屋まつもと 純米 厨酒」)、ごま油。日本酒に合わせるためのレシピだが、ワインでもいける。
その翌日は、イベリコ豚ロース肉のピッツァソース煮。吉田勝昭『地中海料理 暮しの設計145号』に、「牛ロース肉のピッツァソース煮」として紹介されていた料理を参考にしたもの。「豚ロース肉で作っても美味しい料理です」とあり、ちょうどスーパーに美味しそうなイベリコ豚のロース肉が売っていたので。
材料は、イベリコ豚ロース肉、マッシュルーム、小麦粉、バター、サラダ油、オレガノ、にんにく、刻みパセリ、トマトソース、フォンドヴォー(フレークを使用)、塩、こしょう。マッシュルームは勝手に加えた。この料理は簡単にできて美味しいので、時間がないときは助かる。
アルノー・シェの手がけるワインは、「ラーム・デ・ピエール コルビエール」や「コルビエール シャトー・ド・トレヴィアック」もお手頃価格なので、ぜひ飲んでみたい。