(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります。なかには最低限の備忘録に過ぎない記事もありますが、振り返ってみると、1年半ほどの間にワインから日本酒に魅了されていく過程が見えてきて個人的に後々参考になりそうだったので、整理することにしました)
「黒牛 純米酒 中取り H29BY」は、関内にある丸十酒店で購入。
基本的な情報をまとめておくと(裏ラベルなど参照)、醸造元:名手酒造店/醸造元所在地:和歌山県海南市黒江/原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)/原料米:山田錦100%/精米歩合:麹米・酛米50%、掛米60%/アルコール分:18度以上19度未満/日本酒度:+4.5/酸度:1.8/アミノ酸度:1.2/瓶燗急冷・火入れ原酒。
「黒牛」ははじめて買った酒。筆者の参考書である古川修『世界一旨い日本酒 熟成と燗で飲る本物の酒 (知恵の森文庫)』では、「黒牛」の「純米中取無濾過生詰」が取り上げられていて、以下のように紹介されている。
「落ち着いた旨み・コクと香りのバランスがとれていて飲み飽きしない。和歌山を代表する酒である。寒い日に燗にして鍋に合わせれば、最高に愉しめる」
▼ 黒牛を醸す名手酒造店は慶応2年(1866)創業。仕込み水は、和歌山県名水50選の「万葉黒牛の水」と同水脈の弱硬水とのこと。
参考書の紹介文に影響されたわけではないが、この日は丸十酒店で「黒牛」を購入したあと、吉田町にある鶏肉専門店梅やに寄って骨つきぶつ切りを買ってきたので水炊きに。
まずアボカドとクリームチーズの酒盗和え。
それから梅やで鶏のぶつ切りといっしょに買ってきた焼き鳥。
そして水炊き。材料は、鶏骨つきぶつ切り、白菜、春菊、長ねぎ、しめじ、えのき、豆腐、はるさめなど。薬味は大根おろしや小ねぎ。「黒牛」の熱燗で美味しくいただいた。「無濾過生詰」もぜひ飲んでみたい。
《参照/引用文献》
● 『世界一旨い日本酒 熟成と燗で飲る本物の酒 (知恵の森文庫)』古川修(光文社、2014年)