(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります。なかには最低限の備忘録に過ぎない記事もありますが、振り返ってみると、1年半ほどの間にワインから日本酒に魅了されていく過程が見えてきて個人的に後々参考になりそうだったので、整理することにしました)
「フェウディ・シチーリア カリス ネーロ・ダヴォーラ 2014」は、サミット井土ヶ谷店で購入。
基本的な情報をまとめておくと(インポーターである国分グループ本社株式会社の商品説明や裏ラベルを参照)、生産者:パスクア(Pasqua)/生産地:イタリア、シチリア/品種:ネーロ(ネロ)・ダヴォーラ(ダーヴォラ)/味わい:フルボディ/アルコール分:13%。
インポーターのコメント:「IGT格付。シチーリア島で最良の黒ブドウ品種とされております、ネーロ・ダヴォーラを100%使用しています。濃縮感のある果実味、バランスのとれたタンニン、豊かなアルコール分が特長のワインです」
マット・クレイマーの『イタリアワインがわかる』では、シチリアで栽培されているぶどう品種が以下のように説明されている。
「今日のシチリアに育つぶどうの八割は、以下の一〇種の土着品種が占めている。カタラット、フラッパート、グレカニコ、グリッロ、インツォリア、ネレッロ・マスカレーゼ、ネロ・ダヴォーラ、ネレッロ・カプッチョ、ペッリコーネ、ジビッボ。しかしこのほかに、二八種以上の土着品種が確認されている。さらにシャルドネ、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロ、シラーといった外国品種もある」
その10種の土着品種のなかでは、ネロ(ネーロ)・ダヴォーラ(ダーヴォラ)を一番よく目にする気がする。
本日の料理はまず、カツオのカルビ焼き。『女将さんの居酒屋料理―この酒に、この肴 (暮しの設計 (234号))』に、「鰹カルビ焼き」として紹介されていた料理にならったもの。材料は、カツオ、長ねぎ、小麦粉、ごま油、にんにく、しょうゆ、みりん、酒、白ごまなど。
もう一品は、カツオのイタリアン風照り焼き。よく作る鶏肉のイタリアン風照り焼きをカツオでやってみた。材料は、カツオ、バルサミコ酢、醤油、砂糖、水、白ワイン、オリーブオイル、アスパラガス、塩、こしょうなど。カルビ焼きとは違った甘辛を楽しめる。
《参照/引用文献》
● 『イタリアワインがわかる』マット・クレイマー、阿部秀司訳(白水社、2009年)
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