横浜橋通商店街に行って、肉類をさがすときによく立ち寄るのが、精肉専門店セルシオ。ほかの店では見かけない肉もおいている。ネットでは、ワニやウサギやカエルも扱っていると紹介されている。

今回のお目当ては豚足で、手頃なもの(2本パック250円)を購入したが、その豚足のそばに並んでいた合鴨の手羽先も気になった。鶏の手羽先ほど肉がついているわけではないし、固そうに見えるので、だしをとるためかとも思ったが、シールに「肉とあぶらの調和がかもし出す豊潤な味が特徴です」とあり、食べることもあるのならと購入。
固そうな肉がいくらかでも柔らかくなるのを期待しつつ、3種類の料理をつくってみた。
1品目。合鴨の手羽先のオーブン焼き。塩麹、じゃがいも、ローズマリー、にんにく、塩、黒こしょう、オリーブオイルなど。手羽先の肉の部分を何か所かフォークで突き刺してから、常備している自家製塩麹を塗って、3時間ほど漬けてからオーブンで焼いた。
予想通り肉は固めで、骨離れもよくないが、ちょっとワイルドな肉質を味わえる。少し炒めたじゃがいもを敷いて焼いているので、脂がしみたじゃがいもと食べるとうまい。

2品目。合鴨の手羽先の塩麹から揚げ。塩麹、にんにく、しょうが、澤屋まつもと厨酒、黒こしょう、レモン、ブロッコリーなど。保存袋に塩麹、すりおろしにんにく、すりおろししょうが、澤屋まつもと厨酒、フォークで突き刺した手羽先を入れてもみ込み、3時間ほど寝かせて、片栗粉をまぶして揚げた。やはり骨離れがよくないので、熱々をいただくのに苦労するが、これもおいしい。

翌日につくった3品目は、先日仕込んだ紫キャベツ+キャベツ&にんじんのザワークラウトを使った(「発酵リバイバリスト、サンダー・キャッツの動画に触発されて久しぶりに紫キャベツのザワークラウトをつくった、たった2日で紫が鮮やかな濃いピンクに!」参照)。

3品目。合鴨の手羽先とザワークラウトのオイル蒸し。塩麹、澤屋まつもと厨酒、自家製ザワークラウト、オリーブオイル、黒こしょう、ブロッコリーなど。保存袋に塩麹と澤屋まつもと厨酒、フォークで突き刺した手羽先を入れてもみ、3時間ほど寝かせてから、鍋に自家製ザワークラウトと手羽先を入れ、オリーブオイル、黒こしょうをかけて弱火で蒸し煮にした。
わずかな違いだが、前の2品より肉が柔らかくなったように感じた。肉と、脂がしみたザワークラウトをいっしょに食べるとおいしい。
また合鴨の手羽先を購入することがあったら、今度はどれかの豆と煮込みたい(「たまたま見た動画「アーミッシュが備蓄している賞味期限のない食品20選」にはまり、特に第2位の「乾燥豆」に刺激されて、豆料理を積極的につくりだす」参照)。