福島の地酒、にいだしぜんしゅ 生酛 燗誂で豚鍋(常夜鍋)をいただく

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(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります)

「にいだしぜんしゅ 生酛 燗誂」は、弘明寺商店街のほまれや酒舗で購入。

弘明寺商店街のほまれや酒舗で購入した「にいだしぜんしゅ 生酛 燗誂」のラベル「にいだしぜんしゅ 生酛 燗誂」の裏ラベル

基本的な情報をまとめておくと(裏ラベルや醸造元である仁井田本家の商品説明を参照)、醸造元:有限会社 仁井田本家/蔵元所在地:福島県郡山市田村町/原材料名:米(国産)・米糀(国産米)/原料米:自然栽培米(表示義務のない加工助剤・酵素剤等も不使用)/精米歩合:80%/アルコール分:14度。

醸造元のコメント:「1711年の創業以来「旨み」にこだわり続ける金寳が40歳を越えた大人に贈る、とことんやわらかなお燗酒。自然米(農薬・化学肥料を一切使わず栽培した酒米)だけを使った自然派生もと酒母仕込みの自然酒を蔵で一年熟成させ深みのある味わいに仕上げました。酒母(もと)造りに時間のかかる生もと仕込みはキレが良くしっかりとした味わいをもち、燗上がり(お燗して美味しくなる事)するのが特徴。常温では隠れている旨みや香りを余す所なく味わっていただけます」

仁井田本家は、江戸中期の正徳元年(1711年)創業。筆者は自然環境や水に強い関心があるので、「無農薬・無化学肥料で栽培された自然米」へのこだわりには好感が持てる。

仕込水は、阿武隈山系の2種類の天然水。「しぜんしゅ」ブランドに使われているのは、自然米栽培田近くの「竹ノ内の井戸水」と呼ばれる天然水。硬水で、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分を程良く含んでいる。ちなみにもうひとつは、蔵所有の山から湧き出る「水抜の湧き水」と呼ばれる伏流水。ミネラル分の少ない軟水で、「穏(おだやか)」ブランドに使われている。

「しぜんしゅ」ブランドに使用される主な自然米の種類は、「夢の香」「千代錦」「豊錦」など。

▼ 仁井田本家は、酒蔵見学のほか、様々なイベントも開催している。

初心者なので、ほまれや酒舗のおかみさんに燗でいける酒をいろいろ教えてもらい、そのなかから選んだ1本。蔵で1年熟成させたまろやかな甘味とキレのよさ。しかもやたらとコスパがいい。まだ知らない銘柄を試したくて仕方がない時期ながら、次にほまれやに立ち寄ったときには一升瓶を購入してしまった。

常夜鍋

本日の料理は、豚鍋(常夜鍋)。『女将さんの居酒屋料理―この酒に、この肴 (暮しの設計 (234号))』に、「黒豚鍋(常夜鍋)」として紹介されていた料理にならったもの。材料は、豚バラ肉の薄切り、長ねぎ、春菊、白菜、しめじ、だし昆布、ポン酢、大根おろしなど。

前掲書の説明に「さっぱりして食べあきることがない、酒の風味が引き立つ鍋料理です」とあるが、まさにその通りで、燗した「しぜんしゅ」とともにおいしくいただけた。




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