イタリア(アブルッツォ)ワイン、ルカレッリ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ オーガニックで鶏もも肉のイタリアン風照り焼きをいただく

スポンサーリンク

(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります)

「ルカレッリ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ オーガニック 2015」は友人からもらったワイン。モンテプルチアーノの話になって、試しにこれも飲んでみたらという流れで。店によってはずいぶんお安く手に入れられるとのこと。

友人からもらった「ルカレッリ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ オーガニック 2015」のラベル「ルカレッリ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ オーガニック 2015」の裏ラベル

基本的な情報をまとめておくと、生産地:イタリア、アブルッツォ州/生産者:ルカレッリ(Terre di Sava)/品種:モンテプルチアーノ100%/アルコール分:13.5%/飲み口:ミディアムボディ。

昨年(2017年)の秋くらいまでは、なにかこれはというワインが見当たらないときには、モンテプルチアーノ・ダブルッツォを選んでいた。基本的にはずれがないからだ。ワイン評論家マット・クレイマーは『イタリアワインがわかる』で、以下のように書いている。

「めったに言わないことだが本当である。モンテプルチアーノ・ダブルッツォにまずいワインはない。いや、単純なものならいくらでもある。大生産者の協同組合で作られるものだ。軽く、新鮮で、すっきりとしていてぶどうの味がする。しかも安い。充分お得である」

生産者のルカレッリのワインは、主にアブルッツォ州ではなく、プーリア州のマンドゥリア近隣にあるテッレ・ディ・サーヴァ(Terre di Sava)というワイナリーで造られている。主力となる品種も、モンテプルチアーノではなく、プリミティーヴォやネグロアマーロだ。

それで思い出すのは、以前に飲んだ「ベラノーヴァ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ」のことだ。このワインの生産者サン・マルツァーノも、プーリアを拠点にする栽培家・生産者の協同組合で、主力となる品種はプリミティーヴォやネグロアマーロだった。

▼ Terre di Savaの動画を見ても(イタリア語)、主な品種がプリミティーヴォやネグロアマーロであることがわかる。

▼ Terre di Savaはプーリア州のマンドゥリアを拠点にしている。

このワインも、プーリアの生産者がアブルッツォのモンテプルチアーノにも手を広げて、造ったワインといってよさそうだ。

モンテプルチアーノにはずれはないと書いたが、昨年飲んだオーガニックのもののなかには、少し首を傾げるものがあった(まだ記事にしていない)。決してまずいわけではないが、モンテプルチアーノを飲んでいる実感がほとんどわかないものがあった。このワインもオーガニックなので、どうかと思ったが、しっかりモンテプルチアーノを感じられた。

ベーコンときのこの炒めもの

本日の料理はまず、ベーコンときのこの炒めもの。というか、余りものを片づけるための料理ともいえる。材料は、ベーコン、しめじ、エリンギ、ブロッコリーの茎、にんにく、パセリ、オリーブオイル、レモン、塩、こしょうなど。

鶏もも肉のイタリアン風照り焼き

それから、鶏もも肉のイタリアン風照り焼き。イタリアフード協会監修『おいしくて、からだにいい オリーブオイルの選び方 使い方』で紹介されていた料理にならったもの。

材料は、鶏もも肉、バルサミコ酢、醤油、砂糖、水、白ワイン、オリーブオイル、塩、こしょうなど。付け合せにじゃがいも、ブロッコリー、トマト。かなり気に入っていて、なにも思い浮かばないときは、よくこれを作る。ミディアムボディのモンテプルチアーノとの相性も悪くないと思う。

《参照/引用文献》
● 『イタリアワインがわかる』マット・クレイマー、阿部秀司訳(白水社、2009年)





● amazon.co.jpへ

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする