「奥鹿 山廃 純米無濾過原酒 R2BY」は、菅田町のちょっと行きにくいところにある酒の旭屋で購入。


酒の旭屋のコメント:「米作りから 酒造りまで 一貫造り 自営田産 山田錦使用 へのへのもへじ印。穏やかな熟した香り 広がる豊かな酸と旨み 深みががあって程よいボディ感 キレよい飲みくち お燗酒では 酸が丸くなって 味わいシャープに」
杉田衛保『究極の日本酒 マリアージュで楽しむ純米無濾過生原酒16本』には、秋鹿酒造とその酒について以下のように紹介されている。
「蔵があるのは、前は田畑で後ろが山という大阪とは思えないほど自然が豊かなところです。ここには、古くから親しまれている能勢の名水があります」
「秋鹿は主に自営田で米を栽培しています。将来的にはすべての酒を自営田の米で造ることを目指しています。蔵から少し行ったところに巨大な田んぼがあります。全部、堆肥や米ぬかなどを使った有機肥料です」
山廃の原酒を3年熟成させたこの奥鹿はこの日に抜栓。

今度は奥鹿 R2BYの熱燗で。酒を錫半のちろりに注ぎ、湯煎でだいたい50℃まで温めたら、お気に入りのごつい陶器の徳利に少し高い位置から注ぎ、徳利を湯に戻してしばらく待つ。温度が上がると味がガラッと変わり、軽やかに。燗冷ましももちろんうまい。