(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります。なかには最低限の備忘録に過ぎない記事もありますが、振り返ってみると、1年半ほどの間にワインから日本酒に魅了されていく過程が見えてきて個人的に後々参考になりそうだったので、整理することにしました)
「小笹屋竹鶴 無濾過 大和雄町 純米原酒 H29BY」は、京急の南太田駅から近い横浜君嶋屋で購入。
基本的な情報をまとめておくと(裏ラベルなど参照)、醸造元:竹鶴酒造株式会社/醸造元所在地:広島県竹原市本町/原材料名:米・米こうじ/原料米:広島県三原市大和町産産雄町(契約栽培)100%/栽培者名:土井進・松田憲治/精米歩合:65%/使用酵母:協会701号/アルコール分:20度/醸造年度:2017(平成29)酒造年度/杜氏:石川達也(広島)/製造年月:2018.2。
醸造元のコメント(裏ラベルより):「熟成のため、また脱色処理されていないため、お酒が黄金色をしています。円熟した日本酒本来の味をお楽しみ下さい」
もう何度か引用している杉田衛保『究極の日本酒 マリアージュで楽しむ純米無濾過生原酒16本』で紹介されている日本酒は、機会があれば飲んでみたいと思っていて、たまたま立ち寄った横浜君嶋屋で見かけたので購入した。
▼ 竹鶴酒造は、享保18年(1733)創業。
▼ 竹鶴酒造の石川達也杜氏。
『究極の日本酒 マリアージュで楽しむ純米無濾過生原酒16本』では、石川杜氏の酒造りが以下のように綴られている。
「十数年、石川杜氏の造りを見ていると、どこまで強くできるのか、究極の発酵をさせられるのか追及しているようにみえます。強くて、辛くて、フルボディでキレがいい、個性ある酒、熟成と燗に向く酒、それを目指しているように思います。日本酒の未来を見据えています」
小笹屋竹鶴はあまり見かけないので、この大和雄町も四分の一ほど残してしまってある。常温保存で10か月ほどたっている。引っぱり出して少し飲んでみたが、やはり美味い。
本日の料理は、オリエント風スペアリブ。『Essenエッセンお料理基礎百科』(1988)に「スペアリブのオリエント風」として紹介されている料理にならったもの。しばらく前にも、「玉川 自然仕込 山廃純米 五百万石 無濾過生原酒」でいただいているが、タラゴンの香りがとても気に入っているのでまたつくった。材料は、豚スペアリブ、しょうが、しょうゆ、みりん、砂糖、タラゴン、アスパラガスなど。強くてキレがいい小笹屋竹鶴はもちろん肉に合う。
《参照/引用文献》
● 『究極の日本酒 マリアージュで楽しむ純米無濾過生原酒16本』杉田衛保(花伝社、2016年)