(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります。なかには最低限の備忘録に過ぎない記事もありますが、振り返ってみると、1年半ほどの間にワインから日本酒に魅了されていく過程が見えてきて個人的に後々参考になりそうだったので、整理することにしました)
「悦凱陣 八反 山廃純米無濾過生原酒 H29BY」は、京急の南太田駅から近い横浜君嶋屋で購入。
基本的な情報をまとめておくと(ラベルなど参照)、醸造元:有限会社丸尾本店/醸造元所在地:香川県仲多度郡琴平町/原材料名:米・米麹/原料米:広島県産八反100%/精米歩合:70%/使用酵母:熊本9号/仕込総米:1000kg/日本酒度:+15/酸度:2.3/アミノ酸度:1.4/アルコール分:19度以上20度未満/醪日数:30日/醸造年度:平成29酒造年度仕込第17~18号/製造年月:30.10。
この凱陣は、「奈良の地酒、睡龍 生酛純米と香川の地酒、悦凱陣 八反 山廃純米無濾過生原酒の熱燗でぶりの西京焼きや牛肉とブロッコリーのオイスターソース炒めをいただく」のときに開栓してから常温保存で11日目。その記事で書いたように、八反は凱陣の新しい試みで、これまで飲んできた凱陣とはスペックも味もだいぶ違う。日本酒度は+15。その数字から連想するほどには辛くないが、でもやはり(特に常温では)けっこう辛い。
この日の料理は、ハンバーグ 赤ワインソース。材料は、合挽き肉、玉ねぎ、パン粉、牛乳、塩、こしょう、ナツメグ、じゃがいも、ブロッコリー、プチトマト、赤ワイン、フォンドヴォー(フレーク)、水、しょうゆ、バター、サラダ油など。
玉川のフィリップ・ハーパー杜氏が、どこかのインタビューで、玉川は80℃まで上げてもいい、みたいなことを言っていたように記憶していて、実は「京都の地酒、玉川 自然仕込 山廃純米 山田錦 無濾過生原酒の熱燗で玉川の酒粕を使った鮭の粕鍋をいただく」の記事には書かなかったが、そのときに玉川を80℃にして飲んでみた。そうしたら、凱陣のようなナッツを思わせる旨みが出てきて美味しかった。そこで、この辛い凱陣を80℃にしてみたらと考えてみたりしたが、この日は50℃を超えるあたりでとめて、温度による味の変化を楽しみながらいただいた。