(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります。なかには最低限の備忘録に過ぎない記事もありますが、振り返ってみると、1年半ほどの間にワインから日本酒に魅了されていく過程が見えてきて個人的に後々参考になりそうだったので、整理することにしました)
「睡龍 生酛純米 H19BY」は、小田急線・本厚木駅から徒歩約7分のところにある寿屋酒店で、「悦凱陣 八反 山廃純米無濾過生原酒 H29BY」は、京急の南太田駅から近い横浜君嶋屋で購入。
「睡龍 生酛純米」の基本的な情報をまとめておくと(ラベルや寿屋酒店の商品説明などを参照)、醸造元:株式会社久保本家酒造/醸造元所在地:奈良県宇陀市/原材料名:米(国産)、米麹(国産米)/原料米:山田錦・アキツホ/精米歩合:65%/使用酵母:協会7号/アルコール分:15度/製造年月:29.8/杜氏:加藤克則。
この「睡龍」は、「奈良の地酒、睡龍 生酛純米 H19BYの熱燗でさんまのオイル漬け、さばのみそ煮、かきの土手鍋をいただく」のときに開栓してから常温保存で2週間強というところ。睡龍の特徴などについては開栓時の記事を参照していただければと思う。
「悦凱陣 八反 山廃純米無濾過生原酒 H29BY」の基本的な情報をまとめておくと(ラベルなど参照)、醸造元:有限会社丸尾本店/醸造元所在地:香川県仲多度郡琴平町/原材料名:米・米麹/原料米:広島県産八反100%/精米歩合:70%/使用酵母:熊本9号/仕込総米:1000kg/日本酒度:+15/酸度:2.3/アミノ酸度:1.4/アルコール分:19度以上20度未満/醪日数:30日/醸造年度:平成29酒造年度仕込第17~18号/製造年月:30.10。
醸造元のコメント(裏ラベルより):「凱陣は、四国は讃岐の国こんぴらさんの東に在る蔵の手造り清酒です。当所は幕末時代天領で桂小五郎や高杉晋作が潜伏していたこともある蔵で、選び抜かれた国内の新米と讃岐の偉人空海ゆかりの満濃水系の伏流水を使い丹精込めて醸し上げた純米造りのお酒でございます」
この「凱陣」はこの日に開栓。八反ははじめて。というよりも、この八反そのものが新しい試みで、これまでの凱陣とはスペックがずいぶん違う。これまでの凱陣は日本酒度が+7~8だったのに対してこの八反は+15。酸度やアミノ酸度も高め。確かに常温で飲んでみるとけっこう辛い。なんとなく赤身肉とかこってり中華とかが合いそうな気もする。
この日の料理はまず、ぶりの西京焼き。「石川の地酒、宗玄 純米 八反錦 無濾過生原酒と奈良の地酒、睡龍 生酛純米の熱燗でさわらの西京焼きやフジッリのカレー風味をいただく」でさわらを漬けたみそ床に今度はぶりを漬けておいて、トースターで焼いた。酒は「睡龍」の熱燗で。この酒は見かけとは裏腹にどんなものにも合ってしまうので、いろいろな料理で試してみたくなる。
こちらは牛肉とブロッコリーのオイスターソース炒め。材料は、牛肉、ブロッコリー、しょうが、オイスターソース、ごま油、サラダ油、しょうゆ、塩など。「凱陣」の熱燗で。温度をあげると常温よりも旨みが出てきて美味しい。