フランス(ローヌ)ワイン、ドメーヌ・ド・ラ・バスティード コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ ヴィザンで赤ワイン風味の肉じゃがをいただく

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本日のワインは、前日に開けた「ドメーヌ・ド・ラ・バスティード コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ ヴィザン 2015」の残り。弘明寺商店街のほまれや酒舗で購入したもの。

ほまれや酒舗で購入したドメーヌ・ドゥ・ラ・バスティード-コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ-ヴィザンのラベルドメーヌ・ドゥ・ラ・バスティード-コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ-ヴィザンの裏ラベル

前日の記事をチェックするのが面倒な方のためにワインの基本的な情報をまとめておくと(輸入者フィラディスのサイトの商品説明参照)、生産地:フランス、コート・デュ・ローヌ、生産者:ドメーヌ・ド・ラ・バスティード、品種:シラー40%、グルナッシュ40%、ムールヴェドル20%、熟成:コンクリートタンク&バリック8ヶ月。

輸入者のコメント:「熟したチェリー、ブラックベリーのコンフィチュール、カカオ、エスプレッソ、リコリスなど様々な要素が溢れだす豊かな香り。樽のニュアンスやシルキーかつ重厚なタンニンが絡み合う味わいは、ヴィザンの魅力であるジューシーで滑らかな果実に溢れ圧倒的な凝縮感と複雑さを備えている」

↓ 前日の記事では、さらにコート・デュ・ローヌ・ヴィラージュというアペラシオンについて書いた。今度は前日のものとは違う動画(内容は静止画像の組み合わせだが)を貼っておく。残念ながらヴィザンは登場しないが、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュの風土をイメージすることができる。

フィラディスのサイトの生産者/商品紹介は、内容が充実していて、醸造家の経歴やポリシーがよくわかり、ありがたい。ここでは、衰退したバスティードのワイン造りを復活させたベルナール・ボワイエに関する記述を引用しておきたい。

「ブドウ栽培はビオロジックの手法を目指しており、化学薬品を使わず、できるだけ花や木を植えて昔ながらの周囲の環境を整えている。一方で、技術指導者という経歴を活かし必要であれば最新技術も導入しており、温度管理ができるステンレスタンクはもちろん、熟成タンクに微量の酸素を送り込みタンニンをまろやかにするミクロブラージュの装置も備えている」

ジョナサン・ノシター監督のドキュメンタリー『モンドヴィーノ』(04)を観ると、熟成タンクに酸素を送り込む技術がワインを標準化させるだけであるかのような印象を受けるが、このワインのタンニンを味わうとこの技術も使い方しだいなのかと思えてくる。

赤ワイン風味の肉じゃが

フィラディスが厳選する「クオリティーワイン」の条件のひとつが、日本人の味覚に合うエレガンスさを備えていることだったので、料理はそれを少し意識し、赤ワイン風味の肉じゃがを作った。

材料は、牛こま切れ肉、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、いんげん、しらたき、赤ワイン、砂糖、しょうゆなど。材料や味つけは少し違っているが、田崎真也『安くて旨い! ワイン&簡単おつまみ (PHPビジュアル実用BOOKS)』のなかで「肉じゃが 赤ワイン風味」として紹介されていたレシピを参考にした。この肉じゃがもワインによく合い、おいしくいただけた。

このワインが気に入ったので、今度はクオリティーワインの別の銘柄を試してみたい。

《関連リンク》
ドメーヌ ド ラ パスティード|クオリティーワイン|株式会社フィラディス
ドメーヌ デ ラ バスティード公式サイト(フランス語)
Les vins de Visan(ヴィザンのワインを紹介するサイト フランス語/英語)
Cotes du Rhone Villages Visan Wine | wine-searcher
Visan – Appellation | rhone-wines.com(ローヌワインのサイトは充実している。ヴィザンの土壌の細密な図解にはちょっと感動した)