「奥播磨 強め 山廃純米 生 R4BY」は、芹が谷にある秋元商店で購入。


基本的な情報をまとめておくと(ラベルや醸造元・下村酒造店の商品説明を参照)、醸造元:株式会社下村酒造店/醸造元所在地:兵庫県姫路市安富町/原材料名:米(兵庫夢錦100%使用、兵庫県産)、米麹(兵庫夢錦100%使用:兵庫県産米)/精米歩合:60%/使用酵母:協会7号/アルコール分:19.7%(20度表記)/酸度:2.4/アミノ酸度:1.6/製造年月:6.11。
醸造元のコメント:誕生から強烈な見た目と抜群の飲みごたえで人気の「強め」。
4BYは山廃の生ですので、飲みごたえが更にup!
ストレート、ロック、ソーダ割、加水、温度を変えて、と1本で色んな楽しみ方ができるお酒となっています。
温かい濃厚なお料理と一緒に、この重厚な味わいをお楽しみ下さい。
この奥播磨はこの日に抜栓。これの前に飲んでいた奥播磨は、「山廃純米 兵庫夢錦五拾五 生 H26BY」なので(いい具合に熟したのでまだ飲み切らずに寝かせてある)、ほんとうに久しぶりの奥播磨。
▼ 醸造元・下村酒造店のHPより引用「下村酒造の在る安富町は、九割を山林に囲まれ、清冽で豊かな水と澄んだ空気、そして何よりも良質の酒米「山田錦」が贅沢に手に入る恵まれた環境に在ります」
▼ 創業明治17年(1884年)で昨年140周年を迎えた。
料理にいく前に発酵にまつわるこの日の作業。甘酒の仕込み。
以前は、名刀味噌本舗の乾燥 あま酒こうじを使っていたが、前回から、冷凍保存してある田中農場の米麹を使っている。「あま酒の作り方 – 丸新本家」をヒントにして仕込んでいる。

クビンス ヨーグルト&チーズメーカーを使う。上の作り方では、冷凍したままの生米麹400gに対して80℃の湯400ccとなっているが、湯の量をもっと多くしている。今回は生米麹200gに80℃の湯350cc。

抜栓した奥播磨 強めをまずは常温で。アルコール分19.7%(20度表記)だが、単に度数の高さを求めているわけではなく、アルコール分21度以上22度未満の玉川 コウノトリラベルとか、アルコール分20%の冨玲 生酛仕込原酒などもそうだが、高い度数ならではの独特のうまみがあると思う。

常温で味見したあとは熱燗で。酒を錫半のちろりに注いで、湯煎にかけて50度まで温めるつもりが、ほかの作業をしているうちに計らなくてもわかるくらい温度があがっていたので、お気に入りのごつい陶器の徳利に注ぎ、徳利を湯に戻してしばらく待つ。飛び切り燗に近い。酸度が高いことはスペックでわかっているが、その酸のキレがぐっと増して、燗冷ましまで変化を味わえる。