「悦凱陣 山廃純米 無濾過生 オオセト R1BY」は、芹が谷にある秋元商店で購入。
基本的な情報をまとめておくと(ラベルなど参照)、醸造元:有限会社丸尾本店/醸造元所在地:香川県仲多度郡琴平町/原材料名:米(香川県産)・米麹(香川県産米)/原料米:香川県産オオセト100%/精米歩合:55%/使用酵母:熊本9号/仕込総米:1000kg/日本酒度:+4/酸度:2.3/アミノ酸度:1.5/アルコール分:16度以上17度未満/醪日数:29日/醸造年度:令和1酒造年度仕込第13~14号/製造年月:02.11。
醸造元のコメント(裏ラベルより):「凱陣は、四国は讃岐の国こんぴらさんの東に在る蔵の手造り清酒です。当初は幕末時代天領で桂小五郎や高杉晋作が潜伏していたこともある蔵で、選び抜かれた国内の新米と讃岐の偉人空海ゆかりの満濃水系の伏流水を使い丹精込めて醸し上げた純米造りのお酒でございます」
この凱陣 オオセトは、「香川の地酒、悦凱陣 山廃純米 オオセト 無濾過生 R1BYの上燗で金目鯛のかぶと煮、さざえのつぼ焼き、するめいかの煮ものやバター醤油焼きをいただく+第22回よこすかさかな祭りに行く」のときに抜栓してから常温保存で1か月と1週間ほど。この前に飲んでいた山廃オオセトはH30BYで、まだ飲み切らずに保存しているが、このR1BYはスペックが変化している。精米歩合が60%から55%になり、アルコール分も17度以上18度未満から16度以上17度未満に変わった。
丸尾本店の所在地は、香川県仲多度郡琴平町。海か山かといえば、海に近い蔵。
この日の食材は、ライフ・ビエラ蒔田店で購入したにしん3尾。1尾150円。三枚におろし、身はすべて千鳥酢などを使って酢漬けにする。お腹に入っていたのは、1尾が数の子で2尾が白子。数の子は煮つけに、白子は煮つけと塩焼きに。頭とあらはさばのように船場汁に。
ほかに、冷蔵庫で保存しているうるめいわしのオイル漬け、瞬冷凍してある自家製しめさばやあじも使う。
凱陣 山廃オオセトの熱燗で。錫半のちろりに入れた酒を湯煎で60℃まで上げて、それをお気に入りのごつい陶器の徳利に少し高い位置から注ぎ、徳利を湯に戻してしばらく待つ。最終的な温度は確認しないので、便宜的に熱燗としている。
購入してから抜栓せずにずっと寝かせておき、1か月と少し前に抜栓したR1BY。きれいに熟成していてまろやか、ナッツ系の香りが広がる。個人的にはこのくらいが飲み頃、というか特に凱陣はいくらでも寝かせておけるので、飲み頃のはじまり。数の子や白子の煮つけに、コクのある蔵匠 樽仕込みを使ったのはなかなかよかったかもしれない。
下処理し、千鳥酢のマリネ液に漬けておいたにしんをオリーブオイルに漬けて保存。まったく同じようにやっているわけではないが、「ニシンのマリネ|辻調おいしいネット/レシピ」を参考にした。
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