(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります。なかには最低限の備忘録に過ぎない記事もありますが、振り返ってみると、1年半ほどの間にワインから日本酒に魅了されていく過程が見えてきて個人的に後々参考になりそうだったので、整理することにしました)
「不老泉 備前雄町 山廃純米吟醸 無濾過生原酒 H28BY」は、東急線・新丸子が最寄り駅になる田原屋酒店で購入。
基本的な情報をまとめておくと(裏ラベルや醸造元ホームページの商品説明を参照)、醸造元:上原酒造株式会社/醸造元所在地:滋賀県高島市新旭町/原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)/原料米:滋賀県産山田錦6%(酒母)・岡山県産雄町94%(もろみ)/精米歩合:55%/酒母:山廃/使用酵母:蔵付天然酵母/日本酒度:+3/酸度:2.0/アミノ酸度:1.8/杜氏:横坂安男。
この不老泉は、「愛知の地酒、長珍 純米吟醸生詰 ひやおろし原酒と滋賀の地酒、不老泉 備前雄町 山廃純米吟醸 無濾過生原酒の熱燗で太刀魚のムニエルや牛肉のカルパッチョ風ごまクリームソースをいただく」のときに開栓してから常温保存で約20日というところ。不老泉の特徴や上原酒造については、そちらの記事でいくらか触れているので、参照していただければと思う。
この日の料理は、豚ロース肉のソテー。材料は、豚ロース肉、じゃがいも、ミニトマト、小麦粉、サラダ油、バター、塩、こしょうなど。不老泉の熱燗で。
不老泉には独特の甘みがある。筆者の参考書である杉田衛保『究極の日本酒 マリアージュで楽しむ純米無濾過生原酒16本』では、その甘みが以下のように説明されている。
「酒だけで飲むと、味に甘みを感じます。でも甘ったるくない。これは天然酵母による酸の強さ、天然乳酸によるまろやかさによるものです。香りは熟成によるカラメルの感じ、木のような香ばしい香りもあります」
開栓したときにつくったごまクリームソースとか甘みのある豚肉とか、相性は悪くないと思う。
《参照/引用文献》
● 『究極の日本酒 マリアージュで楽しむ純米無濾過生原酒16本』杉田衛保(花伝社、2016年)