乾燥豆の備蓄を念頭に置いた豆料理レッスン:サンバルパウダーを使ったトゥール豆となすの梅味カレーをいただく

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乾燥豆の備蓄を念頭に置いた豆料理レッスンのきっかけは、「アーミッシュが備蓄している賞味期限のない食品20選」という動画。20種類の食品のなかで、乾燥豆は生蜂蜜に次ぐ第2位で、「アーミッシュの自給自足の礎」と表現されている。

前回はひよこ豆のスパイスカレー、チャナマサラをつくった。今回はトゥール豆(樹豆)を使った料理。

JR石川町駅に近いアジア食材店SHRAMIK-MARTで購入したトゥール豆

JR石川町駅近くのアジア食材店SHRAMIK MARTで購入したトゥール豆。(以下、裏ラベルより)名称:樹豆/原材料名:樹豆/内容量:1kg/原産国名:インド/賞味期限:2026.09/販売者:株式会社アンビカコーポレーション。

この日の料理で100g使ったので、トゥール豆のストックはいまのところ約900g。

『世界一おいしい豆カレー』香取薫

今回、参照したのは、香取薫著『世界一おいしい 豆カレー』(誠文堂新光社、2024年)。(以下、誠文堂新光社HPより紹介文を引用):インド・スパイス料理研究家の香取 薫さんは、インドでスパイス料理に魅せられ、さまざまな地方を歩き、現地の主婦から本場の家庭料理を習い、研究しています。そんな著者がインドで毎日のように食べられているダールや、北インド・パンジャーブ州の名物・チャナー豆紅茶煮カレー、北インドの伝統料理・ラージマー豆とウーラド豆のダールマクニー、日本の食材も使った大豆と切り干し大根のカレーなど副菜も合わせて52品を紹介します。

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● 『世界一おいしい 豆カレー』香取薫著

レシピのなかから選んだのは、トゥール豆となすの梅味カレー。

サンバルマサラを使ったトゥール豆となすの梅味カレー

こちらが完成したトゥール豆となすの梅味カレー。レシピにある材料は、乾燥トゥール豆、なす、玉ねぎ、トマト、梅干し、ターメリック、サラダオイル、塩、サンバルパウダー、水、ブラウンシュガー、(以下、タルカ)サラダオイル、ブラウンマスタードシード、ヒング、カレーリーフ。

辛さと酸味が混ざり合い、とてもおいしい。材料はだいたいレシピ通りだが、カレーに入っている葉っぱには説明がいるだろう。とあるアジア食材店で、カレーリーフと説明された葉がやけに大きくて、でも100円ならと思って購入し、あとで調べたらインディアンベイリーフ(テージパッタ)だとわかった。それをカレーリーフの代わりに使ってしまったのだが、風味など特に違和感を感じることなく、おいしくいただけた。料理が台無しになっていたかもしれないので、真似はしないで。

前回、チャナマサラをつくったときと同じように、はじめて使ったスパイスについて、商品説明など情報を付記しておく。

JR石川町駅に近いアジア食材店SHRAMIK-MARTで購入したサンバルマサラ

JR石川町駅に近いアジア食材店SHRAMIK MARTで購入したサンバルマサラ。(以下、裏ラベルより)名称:ミックススパイス(サンバルマサラ)/原材料名:レッドチリ、コリアンダー、樹豆、フェヌグリーク、ヒングパウダー(小麦を含む)、ひよこ豆、ウラッド豆、カレーリーフ、クミン、米、こしょう、食塩、マスタード/内容量:100g/賞味期限:2025.10/原産国名:インド/輸入者:HARMONY有限会社。

商品説明(Ambikaのオンラインショップより引用):南インドで親しまれる野菜スープ、サンバル(サンバー)を作るためのアンビカ スパイスミックス(カレー粉)です。
たっぷりの野菜にツールダル(アルハール豆、キマメ)を加える、南インドのお味噌汁的存在のスープカレー。組み合わせる野菜と、豆の柔らかさを変えると雰囲気がずいぶん変わります。酸味があるのでご飯にもピッタリ。
バスマティライスにかけてさらっと食べたり、また南インドの蒸しパン イドゥリや、クレープ状の薄焼きパン ドーサに添えてもおいしいです。豆の揚げドーナツ ワダを浸しても◎
酸味とスパイシーな味わいは日本のお米やバタートーストにも美味しくマッチします。

JR石川町駅に近いアジア食材店SHRAMIK-MARTで購入したヒングパウダー(アサフェティダ)

同じくJR石川町駅に近いアジア食材店SHRAMIK MARTで購入したヒングパウダー(アサフェティダ)。(以下、裏ラベルより)名称:ヒングパウダー/原材料名:粗挽き小麦粉、アサフェティダ/糊料(アラビアガム)/原産国名:インド/内容量:50g/賞味期限:2026.03/輸入者:HARMONY有限会社。

商品説明(Ambikaのオンラインショップより引用):アサフェティダはヒンディ語で「ヒング」(Heeng​)と呼ばれ、インドで使用される中でもとても香りの強いスパイス。
セリ科の植物で、樹脂を固め粉末用に加工したものです。エシャロットや玉ねぎのように臭いが強いためニンニクの代わりなどにも使われ、その強力な香りに魅了される人も多いとか。
「悪魔の糞(Devils dung)」とも表現されるイオウのような香りも加熱によって変化し何ともいえない魅力を放ちます。
カレーの風味付けのほか、インドではダールなどの豆料理やポテトを使った野菜料理(サブジ)に。 豆料理やジャガイモなどの芋料理は食べるとお腹にガスがたまるので、ヒングは調味料として欠かせません。また、一般的にインドでは肉料理には使いません。

《参照/引用文献》
● 『世界一おいしい 豆カレー』香取薫(誠文堂新光社、2024年)