富山の地酒、三笑楽 純米酒の燗で赤がれいの煮つけをいただく

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(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります。なかには最低限の備忘録に過ぎない記事もありますが、振り返ってみると、1年半ほどの間にワインから日本酒に魅了されていく過程が見えてきて個人的に後々参考になりそうだったので、整理することにしました)

「三笑楽 純米酒」は、磯子方面の散歩コースの近くに店をかまえる山本屋商店で購入。

磯子の山本屋商店で購入した「三笑楽 純米酒」のラベル「三笑楽 純米酒」のラベル側面

基本的な情報をまとめておくと(醸造元である三笑楽酒造の商品説明やラベルを参照)、醸造元:三笑楽酒造株式会社/醸造元所在地:富山県南砺市上梨/原材料名:米・米麹/原料米:富山県産五百万石、他富山県産酒造好適米/精米歩合:65%/使用酵母:協会7号/アルコール分:15度/オススメの飲み方:冷酒、常温~熱燗。

醸造元のコメント:「地元富山県南砺市で生産される五百万石を使用して、醸す純米酒。米の旨味が出るように、麹をしっかり造り、標準よりやや高めの温度で発酵させています。出荷までは、およそ1年酒蔵で熟成させています。
米の旨味を、程よい酸味が引き締めてくれる、味わい深い純米酒です」

三笑楽酒造は創業1880年。富山県南西部に位置する豪雪地帯、五箇山(ごかやま)で酒を醸しつづけてきた。ブナの木やブナ林に特別な愛着を持っている筆者には、この蔵の仕込み水に興味をそそられるものがある。サイトでは、仕込み水について以下のように説明されている。

「雪地帯である五箇山では、雪崩から集落を守るため、ブナ原生林は伐採を免れ大切に残されてきました。これを「雪持ち林」といい、天然のダムであるブナ原生林の土壌が豊富な伏流水をあふれさせます。
当社の仕込み水はこの伏流水。一般に軟水は発酵力に劣る部分がありますがこの水の発酵力は強く、また酒を時間とともに充実した味へと熟成させる力を持っています。この水も、五箇山の恵みといえます」

▼ 五箇山にある相倉と菅沼の合掌造り集落は世界文化遺産に登録されている。

▼ 三笑楽酒造の新酒の仕込みの光景。

山本屋商店の若旦那によれば、「三笑楽」は司馬遼太郎のお気に入りの酒だったという。ちょっと検索してみたら、五箇山温泉 赤尾館が、司馬遼太郎が滞在した老舗旅館で、三笑楽が飲めるようなので、そんなつながりからお気に入りの酒になったのかもしれない。

赤がれいの煮つけ

酒を育む風土ということでいえば、山菜など山の幸が最適なのだろうが、本日の料理は、赤がれいの煮つけ。材料は、弘明寺商店街の作清で買った赤がれいの切身、ごぼう、しょうが、しょうゆ、みりん、砂糖、酒(澤屋まつもと厨酒)、水など。

三笑楽の燗で、鳥海山や伯耆大山のブナ林を思い浮かべながらおいしくいただいた。




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