「隆 純米吟醸 若水 熊本酵母 無濾過生原酒 R2BY」は、芹が谷にある秋元商店で購入。
基本的な情報をまとめておくと(裏ラベルなど参照)、醸造元:川西屋酒造店/醸造元所在地:神奈川県足柄上郡山北町山北/原材料名:米(国産)、米麹(国産米)/原料酒米:2020年度 神奈川県産 足柄若水100%使用/精米歩合:55%/アルコール分:19度/使用酵母:熊本酵母/酸度:1.9/日本酒度:+9/製造年月:2021.1月。
秋元商店のコメント:「柔らかく円やかな口当たりと適度な酸、そして軽快な喉越し。。。小仕込みのタンクで醸した蔵元の自信作です」
川西屋酒造店の主力銘柄には、タンクで一年以上の低温熟成をへて瓶詰めされる定番の「丹沢山」とタンクごとに酒米やスペックを変える小仕込みの限定酒「隆」がある。これまで試飲などで味わったことはあるが、購入したのはこれがはじめて。
▼ 川西屋酒造店は明治30年(1897年)創業。西丹沢の山にも足をのばしていた頃を思い出す場所だが、最近はとんとご無沙汰。
自家製塩レモンを使ったいとよりのカルパッチョ(「国産レモンをじっくり塩に漬けた自家製塩レモンができたので、ほうぼうや真鯛のカルパッチョ、骨付き鶏もも肉と自家製ザワークラウトのオイル蒸しなどに使ってみる」)。
ストックしてある魚のブイヨンを使ったいとよりのあらのスープ(「イタリアやスペインの魚介料理をつくるために常備しておきたい魚のブイヨンを、鯛やほうぼう、あかはたのあらと野菜でつくり、冷凍保存する」)。
この日に抜栓した隆の常温で。普段は購入した酒を、抜栓にかかわらず常温保存しているが、この隆は秋元商店のご主人のアドバイスに従い、抜栓前から冷蔵してあった。ただし、冷蔵庫は自家製酵母や中種に占領されていて、余裕がなく、小さくて安物のワインセラー(温度はほぼ赤ワイン設定)で保存しているので厳密には冷蔵の条件を満たしているとはいえないかもしれない。そんな事情で、常温と書いたがいくぶん冷えている。9号酵母使用のおだやかな香りと酸や甘味のバランス、いとよりの料理によってわずかな渋みを感じられたりという変化が楽しめる。抜栓後もセラーで保存。
● amazon.co.jpへ