「 アミタヴ・ゴーシュ 」一覧

全知の語り手がじわじわと炙り出す日常に潜む崩壊の不安、気候変動を描かないクライファイ(気候変動フィクション)――ルマーン・アラム著『終わらない週末』

全知の語り手がじわじわと炙り出す日常に潜む崩壊の不安、気候変動を描かないクライファイ(気候変動フィクション)――ルマーン・アラム著『終わらない週末』

ルマーン・アラム(Rumaan Alam)は1977年、ワシントンDC生まれ。彼の両親は1970年代初頭にバングラデシュからアメリカに移住し...

気候変動とトランプの時代、米オハイオ州の郊外に暮らす主婦の意識の流れで描き出される現代の”サバービアの憂鬱”――ルーシー・エルマン著『Ducks, Newburyport』についてのメモ

気候変動とトランプの時代、米オハイオ州の郊外に暮らす主婦の意識の流れで描き出される現代の”サバービアの憂鬱”――ルーシー・エルマン著『Ducks, Newburyport』についてのメモ

ルーシー・エルマン(Lucy Ellmann)は1956年、米イリノイ州エバンストン生まれで、スコットランドのエディンバラ在住。1988年...

アミタヴ・ゴーシュが評価するバーバラ・キングソルヴァーの長編『Flight Behavior』、気候変動で突如出現した蝶の大群が、田舎町で孤立する貧しい主婦の世界を劇的に変えていく

アミタヴ・ゴーシュが評価するバーバラ・キングソルヴァーの長編『Flight Behavior』、気候変動で突如出現した蝶の大群が、田舎町で孤立する貧しい主婦の世界を劇的に変えていく

アメリカの女性作家バーバラ・キングソルヴァーが2012年に発表した『Flight Behavior』を読もうと思ったきっかけが、アミタヴ・ゴ...

気候変動に関心を持つイギリス出身の女性作家リズ・ジェンセンの『The Rapture』(2009)につづくサイコ/エコスリラー『The Uninvited』(2012)についてのメモ

気候変動に関心を持つイギリス出身の女性作家リズ・ジェンセンの『The Rapture』(2009)につづくサイコ/エコスリラー『The Uninvited』(2012)についてのメモ

アミタヴ・ゴーシュのエッセイ『大いなる錯乱――気候変動と』で取り上げられていたことをきっかけに、実際に読んでみたイギリス出身の女性作家リズ・...

アミタヴ・ゴーシュが評価するリズ・ジェンセンのエコスリラー『The Rapture』、気候変動と少女の予言やキリスト教原理主義者が唱える”携挙”がせめぎ合うなか、崩壊の瞬間が迫りくる

アミタヴ・ゴーシュが評価するリズ・ジェンセンのエコスリラー『The Rapture』、気候変動と少女の予言やキリスト教原理主義者が唱える”携挙”がせめぎ合うなか、崩壊の瞬間が迫りくる

イギリス出身の女性作家リズ・ジェンセンが2009年に発表したエコスリラー『The Rapture(携挙)』を読もうと思ったきっかけが、アミタ...

アミタヴ・ゴーシュが『大いなる錯乱』で、気候変動が突きつける難題を克服した小説の例に挙げるリズ・ジェンセンの『The Rapture』とバーバラ・キングソルヴァーの『Flight Behavior』

アミタヴ・ゴーシュが『大いなる錯乱』で、気候変動が突きつける難題を克服した小説の例に挙げるリズ・ジェンセンの『The Rapture』とバーバラ・キングソルヴァーの『Flight Behavior』

リズ・ジェンセンの『The Rapture』とバーバラ・キングソルヴァーの『Flight Behavior』という2冊の小説を読もうと思った...

小氷期(16世紀末~17世紀)ヨーロッパの劇的な変化を描くフィリップ・ブロームの『縫い目のほつれた世界』は、アミタヴ・ゴーシュの小説『Gun Island』の視点と深く結びついている

小氷期(16世紀末~17世紀)ヨーロッパの劇的な変化を描くフィリップ・ブロームの『縫い目のほつれた世界』は、アミタヴ・ゴーシュの小説『Gun Island』の視点と深く結びついている

フィリップ・ブロームは、ドイツ、ハンブルク生まれの歴史学博士であり、歴史家/作家/ジャーナリスト/翻訳家として活動している。2017年に出版...

アミタヴ・ゴーシュの長編『飢えた潮』の舞台にもなったシュンドルボンを襲う気候危機:サイクロンの増加や強大化と防壁としてのマングローブ林の減少

アミタヴ・ゴーシュの長編『飢えた潮』の舞台にもなったシュンドルボンを襲う気候危機:サイクロンの増加や強大化と防壁としてのマングローブ林の減少

インド出身の作家アミタヴ・ゴーシュが2004年に発表した長編小説『飢えた潮』は、ベンガル・デルタに広がるマングローブ林、シュンドルボンを舞台...

人新世を象徴するミシシッピ川、自然をコントロールしようとする企てについての3つの考察 その2――エリザベス・ラッシュ著『海がやってくる』

人新世を象徴するミシシッピ川、自然をコントロールしようとする企てについての3つの考察 その2――エリザベス・ラッシュ著『海がやってくる』

生態学者ロブ・ダンの『ヒトという種の未来について生物界の法則が教えてくれること』、ノンフィクション作家/写真家エリザベス・ラッシュの『海がや...