ナイロビのキベラスラムに住む少年が父親の魂を取り戻すため、与えられた７つの課題を克服しようとする神話的物語――ハワ・エスマン監督のケニア映画『Soul Boy』
以前取り上げたデヴィッド・"トシュ"・ギトンガ監督のケニア映画『Nairobi Half Life』(2012)は、ドイツ人の監督トム・ティ...
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ナイロビでどん底から這い上がるために窃盗グループと劇団を往復する苦悩が最後の瞬間に集約される――デヴィッド・”トシュ”・ギトンガ監督のケニア映画『Nairobi Half Life』
デヴィッド・"トシュ"・ギトンガ監督の『Nairobi Half Life』(2012)は、最も成功したケニア映画の１本といわれる。本作は、...
2007年～2008年のケニア危機を乗り越えるために生まれた舞台劇の大胆な映画化――ニック・レディング監督のケニア映画『Ni Sisi（英題：It’s Us）』
ニック・レディング監督の『Ni Sisi（英題：It's Us）』(2013)については、ふたつのことを頭に入れておく必要があるだろう。 ...
現代のナイロビ郊外で、支えを失った中流家庭のドラマは、ホラーにもスリラーにもLGBT映画にもなる――ルーベン・オダンガ監督のケニア映画『Nafsi』
ルーベン・オダンガ監督の『Nafsi』(2021)のヒロインは、夫のセバスチャン（アルフレッド・ムニュア）とナイロビ郊外の住宅に暮らす主婦ア...
裏切りの物語は、グリオ（語り部）が誕生するための試練や儀式になる――アデオルワ・オウ監督のナイジェリア映画『The Griot』
アデオルワ・オウ監督の『The Griot』(2021)は、グリオ（語り部）のサンミ（テミロル・フォスド）が、村の若者たちに物語を語って聞か...
ナイジェリア大統領選を描くコメディ、後戻りがきかないポストトゥルース時代のメディアサーカス――女優フンケ・アキンデレの監督デビュー作『Your Excellency』
ナイジェリア系アメリカ人のジャーナリスト、ダヨ・オロパデが『アフリカ 希望の大地 11億人のエネルギーと創造性』のなかで、お気に入りのノリウ...
ラゴスからオヨ州の田舎町に逃亡した娼婦が、手作り下着で巻き起こす意識改革――アデオルワ・オウ監督のナイジェリア映画『Adire』
アデオルワ・オウ監督の『Adire』(2023)のヒロインは、ラゴスで娼婦として生きるアサリ（ケヒンデ・バンコレ）。彼女は、元締めであるキャ...
州知事選の不正をめぐる裁判を通して権力の腐敗を多面的に描き出すポリティカル・スリラー――イシャヤ・バコ監督のナイジェリア映画『4th Republic』
ナイジェリア映画を観ていると、たまにNYSC（国家青年奉仕隊）が物語に絡んでくる。それは大学などの教育機関を卒業した若者に義務づけられている...
ヨルバ族のアパラ・ミュージックのレジェンド、アインラ・オモウラ最期の日々、ロンドン公演のオファーと突然の死：トゥンデ・ケラニ監督のナイジェリア映画『Ayinla』
トゥンデ・ケラニ監督の『Ayinla』(2021)は、ヨルバ族をルーツとするアパラ・ミュージックのスーパースター、アインラ・オモウラを題材に...
鎌状赤血球症を患うヒロインが社会に受け入れられるための苦悩と奮闘、そして通過儀礼――トゥンデ・ケラニ監督のナイジェリア映画『Dazzling Mirage』
以前取り上げた『Maami』(2011)につづいてトゥンデ・ケラニ（通称TK）監督が手がけた『Dazzling Mirage』(2014)は...