(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります。なかには最低限の備忘録に過ぎない記事もありますが、振り返ってみると、1年半ほどの間にワインから日本酒に魅了されていく過程が見えてきて個人的に後々参考になりそうだったので、整理することにしました)
「カンティーナ・フレンターナ フレンターノ モンテプルチアーノ・ダブルッツォ 2015」は、カルディコーヒーファーム伊勢佐木町店で購入。中華に使う豆豉やなつめを買ったついでに。
基本的な情報をまとめておくと(カルディコーヒーファームの商品説明や裏ラベルを参照)、生産地:イタリア、アブルッツォ/生産者:カンティーナ・フレンターナ(Cantina Frentana)/品種:モンテプルチアーノ/アルコール分:13%。
カルディコーヒーファームのコメント:「フレッシュながら飲みごたえのあるイタリアのデイリーワインです。黒系果実の香りとミント、スパイス、バルサミコなどの複雑で豊かな香り。しっかりとしたタンニンと酸のバランスが良く、フレッシュかつ飲みごたえもある赤ワインです。トマトソース系のパスタとご一緒にどうぞ」
生産者であるカンティーナ・フレンターナのぶどう畑は、アペニン山脈の南東、アブルッツォ州南部の古都ランチャーノに近い、フレンターナ村の境界にある。設立は1958年、いくつかの小さなぶどう畑と生産者でスタートし、その後40年の間に400人の栽培者からなるワイン栽培協同組合に成長を遂げた。
▼ カンティーナ・フレンターナのプロモーション動画。ぶどう畑からはアドリア海が見渡せる。後半に出てくるタワーがワイナリーのシンボルになっているらしい。
▼ こちらの動画では、タワーからの展望が楽しめる。
モンテプルチアーノについては、マット・クレイマーの『イタリアワインがわかる』から、この品種についての記述のどれかを引用するのがお約束になっている。
「めったに言わないことだが本当である。モンテプルチアーノ・ダブルッツォにまずいワインはない。いや、単純なものならいくらでもある。大生産者の協同組合で作られるものだ。軽く、新鮮で、すっきりとしていてぶどうの味がする。しかも安い。充分お得である」
本日の料理は、鶏肉とかぼちゃのカレー煮込み。『別冊家庭画報 やさしい中国料理』(1985年刊のかなり古い本)に、「とり肉とかぼちゃのカレー煮込み」として紹介されていた料理にならったもの。材料は、鶏のぶつ切り、かぼちゃ、なつめ、枝豆、長ねぎ、しょうが、カレー粉、砂糖、しょうゆ、サラダ油、酒など。
《参照/引用文献》
● 『イタリアワインがわかる』マット・クレイマー、阿部秀司訳(白水社、2009年)
《関連リンク》
● The Wines of the Costa Dei Trabocchi at Cantina Frentana | Charles Scicolone on Wine