2025年春の低山歩き 武山:津久井浜駅~津久井浜観光農園~武山~武山不動院~砲台山~三浦富士~津久井浜海岸~津久井浜駅

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久しぶりの低山歩き。近場の低山を調べ、三浦半島の中央部に位置する武山に決めた。横須賀市観光情報の武山のページでは、以下のように説明されている。

「標高は200メートル、山頂付近に植えられたツツジは、4月中旬から5月上旬にかけて見事な花を咲かせます。 武山~砲台山・三浦富士にかけてハイキングコースが整備されています。 山頂に三浦半島霊場の一番札所、龍塚山持経寺武山不動院があります。 毎年、1月28日の「初不動」の日に本尊の不動明王が御開帳され、多くの人で賑わいます。 山頂一帯には約1,200本のツツジが植えられ、例年、5月3日~5日の間にかけて武山ツツジ祭りが開催されます。 展望台からは、東京湾、相模湾を一望でき、お天気がよければ富士山を見ることもできます」

同じサイトの別のページ「横須賀ハイキングコースマップ」に、武山~砲台山~三浦富士の3山をめぐる「武山ハイキングコースマップ」が紹介されている。そのマップをたよりに歩くことにする。

京浜急行の津久井浜駅に到着川沿いにある津久井浜観光農園への道標

京浜急行の津久井浜駅に到着。ここが「武山ハイキングコース」の起点と終点になるが、戻ってきたら駅前を通過して津久井浜海岸に向かう予定。駅を背にして、右に進めば海岸で、線路の下を通って左に進めば山側。

道なりに進み、横須賀津久井郵便局の前で、川沿いの道を左に入るのがマップのルートだったが、そこをちゃんと見ずに手前の道を左折してしまった。

ただ方向は同じだったので、川の方に導かれ、最初の目的地である津久井浜観光農園への道標を見つけた。

津久井浜観光農園への分岐

川沿いの道を進むと、津久井浜観光農園への分岐に出る。そこを左折する。戻ってくるときは、反対方向からこの分岐に出ることになる。

津久井浜観光農園で購入したにんじん

津久井浜観光農園に到着。いまはいちご狩りの予約を受け付けていて、この日はすでに予約を終了していた。建物のなかで野菜を売っていたので、葉付きにんじん(200円)ときゃべつ(150円)を購入。建物の写真を撮らなかったので、代わりに購入したにんじんの写真を(もちろん帰宅してから撮影したもの)。

登山口に残る庚申塔群

登山口の周辺には庚申塔や馬頭観音のたぐいがたくさん残されている。信仰の山の参詣道の入口でもある。

麓から見る武山だと思う

道を進むと見えてくるこのずんぐりとした山が武山らしい。

鉄塔が建っているのが砲台山と推測

さらにその右手、鉄塔らしきものが建っているのが砲台山ではと推測。

武山まで1kmの道標

武山山頂まで1kmの道標。津久井浜駅からここまでは1.8km。

やっと登山道らしくなる

やっと登山道らしくなってきた。

三浦富士へのショートカットの道標

武山山頂に向かう途中に、三浦富士へのショートカットを示す道標があった。

山頂に建つアゼリアハウスから見た山頂の風景

武山山頂に到着。山頂に建つアゼリアハウス(休憩所・展望台)から見た山頂の風景。奥手の木立のなかに武山不動院の屋根がわずかに見える。山頂ではツツジ祭りが開かれていた。

武山山頂から横浜・横須賀方向の展望

山頂から横浜・横須賀方向の展望。写真だとわかりにくいが、左奥にかすかにみなとみらいのランドマークタワーなどの建物が見える。

武山不動院にお参りする

武山不動院にお参りする。横須賀市観光情報の武山のページでは、以下のように説明されている。

「初不動は、一月二十八日で、縁日商人や近在の善男善女でにぎわいます。
ここに至る参詣道は、南武、一騎塚、須軽谷、北下浦と四方にあります。それらの登山口には、必ず前不動と呼ばれる不動明王像が立っていて、参詣人の案内役を勤めます。
不動明王は、大日如来が一切の悪魔を払うために変身された姿で、災害を除き財宝を得る功徳があると言われています。特に、武山不動尊は、航海安全の浪切不 動として広く知られ、漁業関係者から厚く信仰されています。沿岸漁業者にとっては、この山頂が漁場を定める基準として、あるいは、港の方向を知る標準として欠かすことのできないお山であったことも信仰を深めた一因と思われます。
武山の不動尊と親しまれているこの寺院の正式名称は、浄土宗龍塚山持経寺武山不動院です。ここに安置される不動尊は、後十松天皇の御 代、応永四年(1397)に奈良東大寺の沙門万務大阿闍利(しゃもんまんむだいあじゃり)が、諸国行脚の途中に、現在の南武にあった持経院に立ち寄り、高さ三尺九寸(約117センチメートル)の不動尊を彫刻して本尊としたものです。
その後、修験僧讃与見随(さんよげんずい)が、この山頂に移したと伝えられています」

山頂のベンチに座って昼食をとりながら青空を見上げる

祭りの出店で冷えた缶ビールを購入し、ベンチに座って昼食をとりながら青空を見上げる。

武山から砲台山へ向かう

武山から砲台山に向かう。

砲台山山頂の手前に建つ謎の遺構

砲台山山頂の手前に建つ謎の遺構。

砲台山山頂の残る砲台跡

砲台山山頂に到着。山頂に残る砲台跡。ハイキングコースマップでは以下のように説明されている。「三浦富士と武山をつなぐハイキングコース上にある大塚山は、昭和初期に海軍が砲台を造ったことから、砲台山と呼ばれるようになりました。
現在も鉢状の砲台跡がきれいに残されています。すり鉢の中央には、かつて高角砲が据えられていました。側面に開けられた8個の四角い穴は、弾薬の格納庫と思われます」

砲台山展望台から三浦半島先端や三浦海岸の風景

砲台山から三浦富士の方向に少し進むと、砲台山展望台があり、三浦海岸や半島の先端が眺められる。

三浦富士山頂で休憩

三浦富士山頂に到着。少し休憩し、家から持参したフルーツを食べる。

津久井浜駅方面に下る道にたつお地蔵さん

津久井浜駅方面に下る道にたつお地蔵さん。

川沿いの道を津久井浜駅方向に進む

川沿いの道に出たので、津久井浜駅方向に向かう。

駅前まで戻ったら、今度は津久井浜海岸に向かうが、海岸には店がなさそうなので、駅前のスーパーで缶ビールを購入。

津久井浜海岸でまったりする

津久井浜海岸に到着。目と鼻の先が三浦海岸で、ビール祭りをやっているのは知っていたが、静かな海岸でビール片手にまったりして、この日の低山歩きは終了。