(「フルール・ジャルダン弘明寺店で5種のミントを衝動買いする、その3:オレンジミント」のつづき)購入した4つ目のミントはブラックペパーミント。
ブラックペパーミントは、筆者が参考書にしている萩尾エリ子『ハーブの図鑑―見て、読んで育てて使いきる』でも紹介されている。短いが、以下がその記述だ。
「葉脈や茎が黒紫色で、強いペパーミントの香りを持つ小型種です。お茶や匂い袋、お菓子などに向きますが、使用は控えめに」
ラベルでは以下のように説明されている。
「香りの強いペパーミント。光沢のある濃緑に葉緑の刻みがかったブラックペパーミントは、ウォーターミントとスペアミントの交配種で『防虫』『消臭』『殺菌』作用があります。ホットのハーブティーも美味しいですが、夏は濃いめのアイスハーブティーもおすすめ。口の中から涼しく感じられ、暑い時には最適。他のハーブとのブレンドや、ハチミツやステビアで甘みをつけるなど、楽しみ方はいろいろ。スーッとする清涼感が、気分をリフレッシュさせてくれます」
これも『ハーブの図鑑―見て、読んで育てて使いきる』で学んだことだが、ペパーミントは、ウォーターミントとスペアミントの交配から生まれた。ということは、このブラックペパーミントとペパーミントはかなり近い種といえる。
その香りは、5種のミントの最初に紹介したスイスリコラミントと同じように強く、鉢をそばに置くだけで香るが、食用として多用するのは避けたほうがよさそうである。
《参照/引用文献》
● 『ハーブの図鑑―見て、読んで育てて使いきる』萩尾エリ子(池田書店、1999年)
● amazon.co.jpへ