※これはちょっと古い記事。データを整理していて、のちのち参考になりそうだったので。
「京の春 おべっさん 特別純米原酒 生酛仕込み R5BY」は、菅田町のちょっと行きにくいところにある酒の旭屋で購入。


原料米について(裏ラベルより):「丹後の山間、自然あふれる伊根町本庄地区で雄町の苗を無肥料、無農薬で育てた伊根町産米100%使用。
お米生産者 こうしょう自然畑 上野広尚」
醸造元のコメント(裏ラベルより):「伊根町では恵比寿さんへお参りする祭りのことを【おべっさん】といいます。
京都府北部丹後の国。山と海に囲まれた自然あふれる山間に伊根町本庄地区はあります。そして自然豊かな田んぼでは、様々な生き物が生まれ、育ち、繁栄を繰り返していく小さな世界になっています。そんな世界と共に育った自然栽培のお米が素朴な気持ちの良い日本酒になりました。
これからも自然豊かに益々栄えますよう。いやさか!」
酒の旭屋のコメント:「お米を感じるふくよかな香り しっかりした旨味と酸 ふっくらボディ感があって なめらかでキレイな飲みくち。温めのお燗もOK 膨らみ増して食中に美味 この先の熟成もまた楽しみ! 海にいちばん近い酒蔵 京の春 海の幸にとってもよく合いますよ!」
向井酒造の所在地は、京都府与謝郡伊根町。キャッチフレーズは、「日本でいちばん海に近い酒蔵」。

この日に抜栓した京の春 おべっさんを常温で味見したあと、ぬる燗で。酒を錫半のちろりに注ぎ、湯煎でだいたい40℃まで温めたら、お気に入りのごつい陶器の徳利に少し高い位置から注ぎ、徳利を湯に戻してしばらく待つ。
これの前に飲んでいた「京の春 伊根町うらなぎ 特別純米生原酒 山廃仕込み」とこのおべっさん、生と火入れ、こしひかりと雄町という違いはあるが、農薬や化学肥料を使わない地元産の原材料を使い、6号酵母や精米歩合などまったく同じで、テロワールを味わう酒になっている。このなめらかさとふくらみ、おいしい(「京都の地酒、京の春 伊根町うらなぎ 特別純米生原酒 山廃仕込み R3BYの常温と上燗でまだいの炙り、カルパッチョ、真子の煮つけ、かぶと煮と骨湯、あらの塩焼きと骨湯をいただく」)。