「2019年GWの漁港巡り 銚子港 その一:横浜駅~銚子駅~河岸公園~第一卸売市場~銚子漁協直営食事処 万祝(まいわい)」からのつづき。
前編の最後で、次の行き先が坂東三十三観音第27番札所 飯沼観音であるかのように予告したが、最初から予定していたというわけではない。漁港や食事処のことを調べただけで出てきてしまったので、万祝で食事を終え、あらためて観光案内所で手に入れたマップをチェックするまで、札所が近くにあることに気づいていなかった。実は金谷港に行ったときも同じようなことをやっている。
ということで、残念ながら御朱印帳は持参していないが、せっかくここまで来たので参詣することにした。万祝から飯沼山圓福寺(飯沼観音)までは歩いて数分。
仁王門に到着。門のわきにある緑色の案内板を見るとわかるが、現在の圓福寺の本堂と本坊は、太平洋戦争の後に境内が分断されたため、離れた場所にある。
御朱印帳があれば、本坊も訪れるところだが、今回は本堂までで、次の目的地に向かうことにする。
境内の案内板では、圓福寺の概要が以下のようにまとめられている。
「飯沼観音・圓福寺は、坂東三十三カ所観音霊場二十七番札所で、本尊は十一面観世音菩薩が泰安されています。銚子の繁華街や商店街は、飯沼観音を中心に形成され、門前町として繁栄してきました。平成21年には新たに五重塔が建立されました」
圓福寺の創立は神亀五年(728)。開基は弘法大師。下総国の守護千葉氏の系統を引く海上長者が、尊像と大師に帰依して、壮大な伽藍を天生六年(1578)建立したとされ、その後、安永二年(1773)に10間四方の銅葺に改築され仁王門、鐘楼堂、多宝塔、太子堂など大小さまざまな建物が整備され、戦前まで豪壮な姿を見せていたが、太平洋戦争で堂宇は焼失したという。(飯沼山 圓福寺 公式サイトより引用)
圓福寺から万祝の前まで戻り、岸壁に沿ってさらに進もうとしたとき、「浜めし」という店の前に長い行列ができているのが目に入った。帰ってから調べたら、海の幸がとんでもないボリュームでリーズナブルにいただける店らしいことがわかった。また銚子に行ったときにはぜひ立ち寄りたいと思っている。
ウオッセ21に到着。マップでは以下のように紹介されている。
「『海の幸の総合センター』です。銚子に水揚げされた新鮮な魚介類や地元産品をはじめ、国内外から集められた豊富な海の幸を扱う店や食事処が充実しています」
ここで、マグロや水産加工品など、買いたいものをだいたい決めてから、次の目的地に向かう。
ハーブガーデン・ポケットを出たあと、県道沿いにある嘉平屋おみやげセンターでチーズ入り焼きちくわや玉子焼かまぼこなどを購入し、また夫婦ヶ鼻公園を通ってウオッセに戻り、買い物をすませて、来た道とは違うルートで銚子駅に向かう。