筆者がよく行く鮮魚店として、横浜橋商店街の黒潮や弘明寺商店街の作清、横浜駅西口地下街の魚力 横浜ザ・ダイアモンド店には何度となく触れているが、FOOD & TIME ISETAN YOKOHAMA(※新型コロナウイルス感染防止のため臨時休業中)にある築地 魚きん 横浜店のことは書いていなかったような気がする。
ここは丸ごと一尾の鮮魚は見当たらないが、刺身の盛り合わせや切り身、柵のパッケージに、ものによってかなり早い時間から半額シールがついている。また、たまにあまりお目にかからない魚が出ていることもある。
あとで調べたら、かつおは黒潮にのって太平洋沿岸を北上し、南下するが、まれに日本海に迷い込んで、北上、南下をするかつおがいて、それを迷いがつおと呼ぶとのこと。「今、噂になってる島根県源蔵丸の迷いカツオ。|横浜丸魚株式会社」には、「当然入荷量はまとまらない、幻のカツオですから見つけたら絶対に買いですよ」と書かれていた。日本海を泳いできたかつおは、脂がのっていてほんとうに美味しかった。運よく見かけることがあったらまた買いたい。
とまあ前置きが長くなったが、その魚きんでこの日購入したのが、天然ぶりとかます(湯引)の柵。ぶりが680円の半額で、かますが880円の半額。その柵を刺身やカルパッチョにした。
天然ぶりとかます(湯引)の刺身。
まだ残ったので、翌日は、カルパッチョ(バルサミコ風味)
「新潟の地酒、山間 仕込み10号 特別純米 中採り直詰め 無濾過生原酒の常温でふきの煮物やから揚げをいただく?」で、山間はカプ系の香りが強くて、料理に合わせるのが難しいというようなことを書いた。しばらく常温保存してそれがどうなったかを常温で試してみた。開栓から1か月弱というところだが、最初の頃よりも香りが気にならなくなった。そうなると、凝縮された旨みがすっとキレていくのが、いい感じのようにも思えてくる。