2月の祝日に横浜市内にある柴漁港周辺を散歩することにした。一番のお目当ては、美味しい穴子丼が食べられるという「小柴のどんぶりや」(小柴のどんぶりや|横浜金沢観光協会)。営業時間は、金・土・日・祝日のみ11:00~14:00頃まで(売切れ次第終了)。
上記、横浜金沢観光協会の情報には、柴漁港までのおすすめルートも紹介されていたので、それをたどることにした。「京浜急行又はシーサイドライン金沢八景駅→平潟湾プロムナード→徒歩25分→夕照橋→野島公園・旧伊藤博文金沢別邸→徒歩17分→海の公園→徒歩15分→柴漁港(※所要時間は目安です)」

伊藤博文金沢別邸から海の公園に向かう途中に、横浜市内にあるもうひとつの漁港、金沢漁港への分岐がある。2月24日(月)に金沢漁港フェスタが予定されていたが、新型コロナウイルス対策のため中止になった。

砂浜と緑が広がる海の公園に到着。海水浴場をもつこの大きな公園を通り抜けると、柴漁港までは徒歩15分。

八景島から眺めた海の公園の海水浴場と富士山。
八景島からこのまま収穫もなく帰るのは寂しいので、シーサイドラインに沿って歩きつづけ、横浜南部市場を目指すことにする。
ここまでのルートと同じように、シーサイドライン沿いであれば、なにか面白いものがあるだろうと思って歩くことにしたのだが、期待外れだった。しかし、久しぶりに横浜南部市場に行ってみて驚いた。

以前からある南部市場エリアは、祝日はだいたい14:00で閉まってしまうので、あまり買い物はできないと思っていたが、新設エリアにも鮮魚店が入っていた。それに、よこすかさかな祭りの帰りに見かけて、店舗の広さと品数に驚いたスーパーのエイヴイもある(「第18回よこすかさかな祭りに行き、海沿いに三笠公園まで散歩し、横須賀海軍カレー本舗でスペシャルと艦長の黒カレーを味わう」)。

神水産の店舗に並ぶ鮮魚。あとで調べたら、神水産は「南部市場開設当初に開業した創業46年 老舗水産会社」とのこと。鮮魚のなかで目をつけたのが、写真中央の岩手産、八角。お刺身の文字にも惹かれ購入することに。包丁の練習をするつもりだったが、けっこうたいへんだと言われて気弱になり、さばいて柵にしてもらった。次回、見つけたら自分でやろう。そのあとエイヴイでも軽く買い物を。横須賀で見た店舗ほどではないが、それでもかなり大きかった。

柵を刺身にした八角(トクビレが正確な呼び名らしい)。魚介類はほかに牡蠣なども買ってきたが、この日の収穫はなんといってもこの八角。歯ごたえのある食感と旨みがけっこうくせになる。三日前に開栓した開運 無濾過純米の常温でいただいた(「静岡の地酒、開運 無濾過純米 生酒の常温と京都の地酒、益荒猛男 山廃仕込 特別純米原酒の燗でほうぼうとかさごの刺身と魚介のスープをいただく」)。