佐賀の地酒、古伊万里 前(さき) 全量雄山錦 純米吟醸 無濾過生原酒で菜の花のからし和え、小アジの南蛮漬け、鶏のチリンドロンソース煮をいただく

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「古伊万里 前(さき) 全量雄山錦 純米吟醸 無濾過生原酒」は、弘明寺商店街のほまれや酒舗のブログで、今日の1本として取り上げられていたのを見て購入。

弘明寺商店街のほまれや酒舗で購入した古伊万里 前(さき) 全量雄山錦 純米吟醸 無濾過生原酒のラベル古伊万里-前(さき)-全量雄山錦-純米吟醸-無濾過生原酒の裏ラベル

基本的なデータをまとめておくと、生産地:佐賀県、伊万里、生産者:古伊万里酒造、原材料:米(国産)、米こうじ(国産米)、米:雄山錦100%、精米歩合:55%、保存:要冷蔵。

ほまれや酒舗のブログには、「柑橘系の爽やかさが心地好いお酒です」とあり、中身にも惹かれたが、ラベルの色やデザインなど外見にも惹かれた。

もちろん肝心なのは中身だが、デザインもあなどれない。以前に記事で書いたかもしれないが、筆者は、モート・ローゼンブラムの『オリーヴ讃歌』の以下のような記述を思い出す。

「スペイン産オイルは消費者の間でひどく過小評価されている、とゴメスは語る。『スペインではどこの地方も最高級のオイルをつくっているのに、知られていない』わざとらしい溜め息をつきながら、ゴメスは嘆く。『スペインは知られざる巨人なんです』
 ゴメスの説明は単純明快である。大市場のアメリカでは、何世代にもわたってオリーヴ油といえばイタリアと思いこんできた。イタリア人はしゃれたデザインが得意で、商売もうまい」

↓ 「古伊万里 前」のブランドは、海外で賞も受賞しているだけあって、プロモーション素材も洗練されている。

あともうひとつ惹かれたのが、古伊万里という響きだ。筆者は昔よく備前や伊賀、信楽、益子、瀬戸など窯元を訪ね歩いていた。伊万里は行ったことがないが、この響きにはやはり惹かれる。↑ この素材にはちらりと窯元の煙突が映し出される。

この地酒は、白ワイン感覚で飲めそうだったので、和食ではない料理も作ってみた。

菜の花のからし和え

まず、菜の花のからし和え。材料は、菜の花、だし、からし、淡口醤油。昔、西健一郎『季節のおかず 暮しの設計216号』で覚えた。ちなみに、器は伊賀焼で、とても気に入っている。

小アジの南蛮漬け

次は、小アジの南蛮漬け。材料は、小アジ、長ねぎ、小麦粉、片栗粉、だし、酢、砂糖、醤油、みりん、鷹の爪。昔、『ろくさん亭 道場六三郎 おかず指南-本当においしいおかずの条件を40年の経験でお話しします (暮しの設計 (209号))』で覚えた。

前々日、商店街の鮮魚店に小アジが出ていたので購入し、その日に漬けた。2日の間に骨まで柔らかくなり、頭からいける。

スペイン料理、鶏のチロンドロンソース煮

そして、スペイン料理、鶏のチリンドロンソース煮。材料は、鶏の骨付きもも肉と胸肉、生ハム、玉ねぎ、赤ピーマン、ローリエ、にんにく、唐辛子、オリーブ油、シェリー酒、トマト、黒オリーブ、グリーンオリーブ、小麦粉、塩、こしょうなど。昔、吉田勝昭『地中海料理 暮しの設計145号』で覚えた。

この料理、こってりしているように見えるが、けっこうさっぱりといただける。

《引用文献》
● 『オリーヴ讃歌』モート・ローゼンブラム 市川恵里訳(河出書房新社、2001年)