
つくるのは、なかじ著『寺田本家の酒粕(さけかす)レシピ』で紹介されている万能酒粕ペースト(ちなみに、わが家で熟成させて、たまに飲んでいる「香取 生酛 自然酒純米90」は、この寺田本家が醸す酒である)。酒粕ペーストのつくり方は二通り紹介されている。ひとつは熱を通す方法。鍋に酒粕と水と塩を入れて弱火にかけ、ふつふつとしてきたら火を止め、木べらなどで酒粕をつぶし、そのまま冷ます。使い切りの目安は、冷蔵庫で1か月。
もうひとつの方法。酵素や微生物をできるだけ残したい場合は、加熱せず、すべての材料を合わせてひと晩おく。わが家ではだいたいこちらの方法でつくっている。

真鯛の酒粕漬けと西京漬け。真鯛をさばき、下処理した切り身を酒粕ペーストと西京味噌床に1日半ほど漬けて焼いたもの。
この万能酒粕ペーストが冷蔵庫にあると、半端なあまりものを炒めたり、料理にちょっと変化をつけたりするのにとても便利。
《参照/引用文献》
● 『寺田本家の酒粕(さけかす)レシピ』なかじ(PHP研究所、2012年)
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● 『寺田本家の酒粕(さけかす)レシピ』なかじ(PHP研究所、2012年)