鳥取の地酒、諏訪泉 田中農場 純米吟醸55％ 種籾原酒の熱燗でケフィアに漬けたサーロインステーキをいただく

基本的な情報をまとめておくと（ラベルなど参照）、醸造元：諏訪酒造株式会社／醸造元所在地：鳥取県八頭郡智頭町／原材料名：米（国産）・米こうじ（国産米）／原料米：鳥取県田中農場産山田錦種もみ用選別米100％使用／精米歩合：55％／アルコール分：18度／製造年月：19.9／醸造年度：Vintage2017（平成29BY）

酒の旭屋の（加水／原酒の両タイプについての）コメント：「飲みくち素直　きれいな加水タイプ。飲みくちしっかり　コクある原酒タイプ。加水　原酒　どちらのタイプも　とっても燗上がり。これからの熟成もとっても楽しみな一本です！」

この田中農場は、「鳥取の地酒、諏訪泉 田中農場 純米吟醸55％ 種籾原酒の燗であんこう鍋をいただく」のときに抜栓してから常温保存で９か月と３週間というところ。

たぶん以前の記事で、古川修『世界一旨い日本酒 熟成と燗で飲る本物の酒 (知恵の森文庫)』から、「その山田錦を使用した「諏訪泉田中農場」には、五五パーセント精米と、七〇パーセント精米の純米酒がある」という記述を引用したことがあると思うが、酒の旭屋のご主人に伺ったところでは、以前作っていた55パーセントとこの種籾原酒には触接的なつながりはなく、精米歩合は同じでも別のものとみてよいようである。

この日の料理は、ケフィアに漬けたサーロインステーキ。前の記事「クビンスのヨーグルトメーカーでケフィアをつくり、フレデリックの『発酵食の歴史』で発酵の歴史や文化に思いを巡らせつつ、ケフィアを使った牛ステーキをいただく」で料理だけ先に取り上げていた。手本にしたのは、「ケフィアでやわらか牛ステーキ｜ケフラン」。

材料は、オージービーフのサーロインステーキ肉、ケフィア、塩、こしょう、オリーブオイル、ゆずこしょう、レモン汁、アボカドなど。ケフィアは、「ホームメイドケフィア （ケフィアヨーグルト、種菌）」と牛乳を使い、「クビンス ヨーグルト&チーズメーカー KGY-713SM KGY-713SM」で24時間発酵させてつくったもの。ステーキ肉をそのケフィアに漬け、ソースにも使っている。

田中農場の熱燗で。しばらくぶりに開けてみたが、10か月近くたつとやはり変化を感じる。きれいさはそのままに、口当たりがやわらかくなっている。燗がとてもおいしい。