宮城の地酒、綿屋 特別純米酒 幸之助院殿 生原酒 H26BYの熱燗でスペアリブと自家製ザワークラウトの煮込みや自家製さつまいも酵母のカンパーニュをいただく

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「綿屋 特別純米酒 幸之助院殿 生原酒 H26BY」は芹が谷にある秋元商店で購入。

芹が谷にある秋元商店で購入した「綿屋 特別純米酒 幸之助院殿 生原酒 H26BY」のラベル「綿屋 特別純米酒 幸之助院殿 生原酒 H26BY」の裏ラベル

基本的な情報をまとめておくと(裏ラベルなど参照)、醸造元:醸造元:金の井酒造株式会社/醸造元所在地:宮城県栗原市一迫字川口町浦/原材料名:米(国産)・米麹(国産米)/醸造酒米:宮城県栗原産ひとめぼれ100%/精米歩合:55%/使用酵母:宮城酵母/アルコール分:18度/日本酒度:+7/酸度/1.9/杜氏氏名:南部杜氏 鎌田修司/製造年月:20.4月。

金の井酒造は、1915年(大正4年)綿屋酒造店として創業。仕込み水について(金の井酒造HPの酒造りのこだわりを参照):蔵からほど近い深山から昏々と湧く宝の泉“小僧山水”。「小僧山水は中軟水で、軟水に比べると水の力が強く、発酵を旺盛に進める」

これまでに飲んだことのある綿屋といえば、秋元商店主催の「蔵元を囲む会」(2018/10/07)の最後に行なわれた抽選でいただいてきた「綿屋 純米 山田錦65 中取り 生原酒 H28BY」のみ。綿屋の名に相応しくやわらかくて、やさしい、食中酒向きのおいしい酒だった(と過去形にしたがまだ少しだけ残してある)。

この日に抜栓した綿屋 幸之助院殿は、それに比べると辛口寄りで、アルコール分もいくぶん高く、ボディの強さを感じる。原料米にひとめぼれは珍しいが、わが家で日常的に使っている究極の料理酒、澤屋まつもと厨酒は、掛米にやはりひとめぼれを使っている(「究極の料理酒、澤屋まつもと 純米 厨酒(くりやざけ)でめばるの煮つけとぶり大根をつくる」)。

この幸之助院殿のひとめぼれで注目しなければならないのは、ラベルにある「新生漢方米」の文字。それを知るには、まず「新生漢方牛」を知る必要がある。「宮城県のおいしい米 関村畜産」が参考になる。健康な牛を目指し、国産の仔牛に関村牧場独自の漢方飼料を食べさせて育てたのが「新生漢方牛」で、その牛糞の堆肥で育てた有機栽培米が「新生漢方米」。“「こんなにうまい米なんだから、酒をつくってもうまいんじゃないか」と考え、栗原の酒蔵「錦屋」さんと相談し、見事な日本酒をつくるに至りました”。

スペアリブと自家製ザワークラウトの煮込みこの日の料理は、スペアリブと自家製ザワークラウト(キャラウェイとジュニパーベリー風味)の煮込み。ザワークラウトをたんまり仕込んであると、こういう料理が簡単につくれてありがたい(「『サンダー・キャッツの発酵教室』に触発されて、キャベツと塩だけでできる自家製ザワークラウトづくりにはまり、常備するようになった」)。

綿屋 幸之助院殿の熱燗でスペアリブと自家製ザワークラウトの煮込みや自家製さつまいも酵母のカンパーニュをいただく

綿屋 幸之助院殿の熱燗で。やわらかくてやさしい「綿屋 純米 山田錦65 中取り 生原酒 H28BY」は、太刀魚のフリットやさんまのオイル漬けなど魚介に合わせていたが、この辛口で燗上がりする幸之助院殿は肉料理でもいける。





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