(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります)
「南部美人 プリマ 特別純米 無濾過生原酒」は、磯子方面の散歩コースの近くに店をかまえる山本屋商店で購入。ユリの花とバレエをモチーフにしたラベルにも表されているように、華やかな香りの酒。
基本的な情報をまとめておくと(ラベルなど参照)、醸造元:株式会社南部美人/醸造元所在地:岩手県二戸市福岡/原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)/原料米:ぎんおとめ/精米歩合:55%/アルコール分:17度以上18度未満/製造年度:2018.2。
筆者にはあまり馴染みのない酒米「ぎんおとめ」のことが知りたくて、醸造元のHPを調べたら、「南部美人の酒づくり」→「『米』編」で、ちゃんと説明されていた。
「(前略)その中でも『ぎんおとめ』は、岩手県北だけで栽培されており、南部美人の場合は、地元二戸市金田一の『金田一営農組合』さんと契約栽培をしております。
特殊な技術を使い、限りなく有機に近いナチュラルな米の栽培方法を確立させ、その生産される『ぎんおとめ』は100%南部美人で使用されます。この栽培方法は、全農岩手県本部より『特別栽培』の認証を受けており、地域密着で地元の米を使う、という地酒ならではの取り組みも加速させています」
▼ 株式会社南部美人は明治35年(1902年)創業。南部美人が誕生したのが1951年、現在の社名になったのが2001年とのこと。酒蔵見学は、「南部美人の酒造見学のご案内」を参照。
▼ 南部美人の仕込み水は、県立自然公園折爪馬仙峡からの伏流水(中硬水)。HPの「南部美人の酒づくり」→「『水』編」の「一升瓶に入っているお酒の成分の内、一番多い成分は水で約8割を占めます」という言葉が印象に残る。地酒を通して各地の名水を味わっているという側面もある。↓ 仕込み前に行う井戸掃除の様子を収めた動画。
山本屋商店でこの酒を試飲させていただいたときに、若旦那がパイナップルのような香りと表現されていたように思うが、まさにそんな香り。甘味や酸味が爽やかで華やか。ただしアルコール分も高めで飲み応えもある。
本日の料理は鱸(すずき)のソテー トマトソース。材料は、鱸の切り身、プチトマト、にんにく、パセリ、オレガノ(ドライ)、白ワイン、小麦粉、オリーブオイル、塩、こしょう。付け合せは、じゃがいも、ブロッコリ、ほうれん草、ベーコン。
翌日は、散歩の帰りによった横浜橋商店街の鮮魚点で、鯛とあさりを購入し、アクアパッツァに。材料は、鯛、にんにく、オリーブオイル、プチトマト、あさり、パセリ、白ワイン、水、塩、こしょう、アンチョビ、黒オリーブ、ケイパーなど。あさりの砂抜きさえすませば、簡単にできて飽きない料理。
この酒ならイタリアンでも美味しくいただける。