石川の地酒、宗玄 純米 八反錦 無濾過生原酒の燗であじの刺身やフライ、鯛の塩焼きをいただく

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(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります。なかには最低限の備忘録に過ぎない記事もありますが、振り返ってみると、1年半ほどの間にワインから日本酒に魅了されていく過程が見えてきて個人的に後々参考になりそうだったので、整理することにしました)

「宗玄 純米 八反錦 無濾過生原酒」は、芹が谷にある秋元商店で購入。

芹が谷の秋元商店で購入した「宗玄 純米 八反錦 無濾過生原酒」のラベル「宗玄 純米 八反錦 無濾過生原酒」のラベル側面

基本的な情報をまとめておくと(ラベルなどを参照)、醸造元:宗玄酒造株式会社/醸造元所在地:石川県珠洲市宝立町宗玄/原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)/原料米:広島県産八反錦100%使用/精米歩合:55%/使用酵母:金沢酵母/アルコール分:17度。

宗玄酒造は、江戸時代中期、1768年の創業。宗玄といえば、秋元商店のご主人の話に、坂口幸夫杜氏の名前がよく出てくることが、印象に残っている。蔵のサイトでは、以下のように紹介されている。

「宗玄の杜氏・坂口幸夫は15歳で酒造りの道に進み、この道40年を数える名人です。能登杜氏・波瀬正吉氏のもとで修業し、一九九七年に宗玄の杜氏となりました」

仕込み水について調べてみた(日本名門酒会の宗玄・蔵元情報より引用):「仕込み水には桧や杉の森が美しい黒峰山脈から流れる伏流水を使用。酒造りには最適な軟水で「宗玄」ならではのまるみのある味をつくるベースとなります」


純米無濾過生原酒中心の秋元商店のラインナップと杉田衛保『究極の日本酒 マリアージュで楽しむ純米無濾過生原酒16本』で紹介されている酒には、すでに取り上げているものだけでも凱陣、長珍、秋鹿、鶴齢など重なる銘柄が少なくないが、宗玄もそのひとつ。

同書では、金沢酵母のことが、「酵母は一四号酵母、金沢酵母です。そんなに香りが立たない純米酒の特徴を出しやすい酵母です」と説明されている。

この宗玄も例によってほんのわずかではあるが残して、しまってある。ためしに少し飲んでみたが、常温保存でもうすぐ10か月がたとうとしている宗玄は、やわらかく、やさしく、甘みがあり、とても美味しかった。

本日の食材は、弘明寺商店街の鮮魚店・作清で買ってきたあじと鯛の切り身。

あじの刺身

あじの刺身。

あじフライ

あじフライ。

鯛の塩焼き

鯛の塩焼き。

《参照/引用文献》
● 『究極の日本酒 マリアージュで楽しむ純米無濾過生原酒16本』杉田衛保(花伝社、2016年)




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