「手取川 山廃仕込純米酒 ひやおろし 無濾過生詰」は、磯子方面の散歩コースの近くに店をかまえる山本屋商店で購入。
基本的な情報をまとめておくと(裏ラベルや醸造元である吉田酒造店の商品説明など参照)、醸造元:株式会社吉田酒造店/醸造元所在地:石川県白山市安吉町/原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)/原料米:麹米・山田錦、掛米・五百万石/精米歩合:60%/使用酵母:金沢酵母/アルコール分:16度/日本酒度:+6/酸度:1.6/アミノ酸度:1.9/製造年月:2019.08。
醸造元のコメント(裏ラベルより):「『ひやおろし』とは冬・春先に搾ったお酒を一度火入れした後に貯蔵し、ひと夏を越え、二度目の火入れをせずに生詰したお酒です。『取手川 山廃仕込 純米酒 ひやおろし』は、上品で穏やかな上立香、まろやかでふくらみある旨味、柔らかい酸味優しい甘みがバランス良く広がり、後味のキレの良さが秋の味覚との相性を引き立てます。常温・ぬる燗にして頂くと、尚芳醇な香りと旨みをお楽しみ頂けます」
▼ 吉田酒造店は、明治3年(1870)創業。仕込み水は、地下100mより汲み上げた手取川の伏流水。
山本屋商店の若旦那によれば、手取川は地元石川でいまとても人気があるとのこと。まろやかで、バナナのような穏やかな香りがある。
吉田酒造店の商品説明では、特に合う料理が以下のように紹介されている。
「穏やかな甘みと酸味が調和し旨みを伴った心地よいコクが、料理自体にもコクのあるものと良く合います。更に若干の華やかな香りが肉や肴の臭みを押さえます。
すき焼き、ハンバーグステーキ、サバの味噌煮、かれいのから揚げ、酢豚、八宝菜」
この日の料理は生秋鮭の粕鍋。材料は、生秋鮭、立山酒造のねり酒粕、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、かぶ、エリンギ、こんぶ、みそ、酒、水など。
手取川のぬる燗で。こってりした鍋と、コクがありながらも、穏やかな香りのせいですっきりした味わいになる酒で食が進んだ。