「松みどり 純米酒」はいただきもので、「凡愚 ぼんぐ」は、菅田町のちょっと行きにくいところにある酒の旭屋で購入。
「松みどり 純米酒」の基本的な情報をまとめておくと(裏ラベルなど参照)、醸造元:中沢酒造株式会社/醸造元所在地:神奈川県足柄上郡松田町松田惣領/原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)/使用米:長野県産「美山錦」/精米歩合:55%/使用酵母:協会9号/アルコール分:15度以上16度未満/日本酒度:+2~3/酸度:1.3~1.4/製造年月:21.1。
醸造元のコメント(中沢酒造公式サイトの商品説明より):「穏やかな香りで、お米本来の旨味が感じられる純米酒です。やや辛口のお酒で、冷やしても温めてもオススメです」
令和二年東京国税局酒類鑑評会 清酒燗酒部門「優等賞」受賞。
この松みどりは「神奈川の地酒、松みどり 純米酒 R1BYの常温とぬる燗でうるめいわしの刺身と自家製しめさば、くろだいのカルパッチョ、あらの塩焼き、さつまいもとくるみの醤(ひしお)炒めをいただく」のときに抜栓してから常温保存で8日。わが家では珍しいことではないが、この酒も長い間、抜栓せずに常温で寝かせておいた。
「凡愚 ぼんぐ」の基本的な情報をまとめておくと(ラベルなど参照)、醸造元:神亀酒造株式会社/醸造元所在地:埼玉県蓮田市馬込/原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)/精米歩合:55%/アルコール分:14.5%/製造年月:2023.7。
酒の旭屋のコメント:「12年~28年 55%精米 蔵内熟成酒を絶妙にブレンド。香ばしくて広がる旨み Alc14.5% やさしい飲みくち 味わいしっかり 熟成酒ならではのカラー。温めのお燗でやわらか 熱めのお燗でシャキッと」
この凡愚は「埼玉の地酒、凡愚 ぼんぐの常温と熱燗で自家製発酵ピクルス、豆腐の塩麹漬け、醤(ひしお)卵、甘酒肉じゃが、発酵から揚げをいただく+甘酒の仕込みと発酵ピクルス」のときに抜栓してから常温保存で1か月と3日ほど。凡愚を飲むのははじめて。以前は「ひこ孫」ブランドに含まれていたものが、独立して「凡愚」となったらしい。確かにネットで調べてみると、以前のものは「ひこ孫 凡愚 純米吟醸」として紹介されている。
この日は、川崎と日本橋エリアのアンテナショップを巡り、麹や調味料を購入した。
最初に訪れたのは、JR横須賀線・新川崎駅から徒歩15分のところにある地域密着型のアンテナショップ、発酵と醸造の「片山本店」。筆者が訪れたときには、店舗改装中のため仮店舗で営業していた。ここでは、名刀味噌本舗の「ひしおの糀」や「乾燥 あま酒こうじ」、白扇酒造の「福来純 伝統製法 熟成本みりん」などを購入。
片山本店から新川崎駅まで戻って東京駅に向かい、今度は日本橋エリアのアンテナショップを巡り歩いた。
富山県のアンテナショップ「日本橋とやま館」で、畑醸造の醤油、極寒仕込み「北陸」、生地蒲鉾の「白えびまめ蒲鉾」や「昆布巻」、滋賀県のアンテナショップ「ここ滋賀」で、茂兵衛の「とうふこんにゃく」、長崎県のアンテナショップ「日本橋 長崎館」でチョーコー醤油の「九州麦みそ」、三重県のアンテナショップ「三重テラス」で、伊勢醤油の「伊勢醤油 スクイズボトル」などを購入。
ということで、この日の料理へ。
豆腐の塩麹漬け カプレーゼ風。清水紫織著『発酵料理のきほん』に「豆腐の塩麹漬け」として紹介されている料理のアレンジ。ミニトマト、わが家で育てているバジル、オリーブオイルなど。
前半と後半で料理が変わるので、まずは前回の抜栓時に魚介と合うことを確認した松みどり 純米酒のぬる燗で。錫半のちろりに入れた酒を湯煎で40℃まで上げて、それを陶器の徳利に少し高い位置から注ぎ、徳利を湯に戻してしばらく待つ。最終的な温度は確認しないので、便宜的にぬる燗としている。
今度は熟成酒をブレンドした凡愚の熱燗で。錫半のちろりに入れた酒を湯煎で60℃まで上げて、それをお気に入りのごつい陶器の徳利に少し高い位置から注ぎ、徳利を湯に戻してしばらく待つ。最終的な温度は確認しないので、便宜的に熱燗としている。熟成の香ばしさとアルコール分低めの軽やかさ。
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