先日はTOMIZ(富澤商店)で売っている「米こうじ(富山県産)/1kg」を使って、塩麹をつくってみた(「TOMIZ(富澤商店)の米麹で塩麹をつくり、2種類の豆腐のサラダや豚ロースの塩麹ソテーをいただく」)。その記事でも取り上げた浅利妙峰『糀屋本店の塩麹レシピ』には、基本の発酵調味料として「だし麹」が紹介されていて、まだ米麹も余っているし、いろいろに使えそうなのでつくってみた。
できあがった「だし麹」。あとで調べてみたら、ネットでも同じもの「だし麹|みんなのきょうの料理」が紹介されていた。材料は、米麹(生)、濃口醬油、酒、味噌、炒りごま。本の方では、以下のように説明されている。
「お湯にとかすだけでだしやスープが作れる万能選手。これさえあれば、味噌汁や麺類も、あっという間にできます」
ちなみに冷蔵庫で6か月間保存可能とのこと。
さっそくこのだし麹を使って料理をつくってみた。
まず、いわしのだし麹和え。浅利妙峰『糀屋本店の塩麹レシピ』に、鯛の刺身を材料にした「りゅうきゅう」として紹介されている料理にならったもの。いわしがあったので、いわしでやってみた。これは日本酒のつまみに最適。りゅうきゅうについては、以下のように説明されている。
「醤油やごまで作った漬け汁に魚の刺身を浸した郷土料理。通常は一晩ほど漬け込みますが、だし麹を使えば簡単にできます。鯵や鯖などお好きな魚で作ってみてください」
前掲書に「ごまだしうどん」として紹介されているうどん。レシピは、器にお湯と茹でたうどんを入れ、だし麹を乗せただけのさっぱりうどん。それに油揚げと小ねぎを足した。これは簡単で美味しいので、すぐに腹を満たしたいときにかなり使える。
《参照/引用文献》
● 『糀屋本店の塩麹レシピ』浅利妙峰(PHP、2011年)
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