鳥取の地酒、辨天娘 純米酒 若桜町産強力 19番娘 H29BYの飛び切り燗であじの刺身とたたき、するめいかの一夜干しのバターいしり焼き、するめいかの一夜干しとアボカドの醤（ひしお）炒めをいただく

基本的な情報をまとめておくと（裏ラベルなど参照）、醸造元：有限会社太田酒造場／醸造元所在地：鳥取県八頭郡若桜町／原材料名：米・米麹／原料米：若桜町産強力100％／酒米生産者：山田優作（若桜町神直産）／精米歩合：75％／アルコール分：15度以上16度未満／日本酒度：＋11／製造年月：30.12。

醸造元のコメント（裏ラベルより）：「お燗をして、食中酒としてお楽しみください。◎上燗（50℃）　◎熱燗（60℃）」

「辨天娘 純米にごり酒 若桜町産五百万石 ３番娘 H27BY」につづく２本目の「辨天娘」。「辨天娘」を醸す太田酒造場は、明治42年創業。仕込み水は自社の井戸水（軟水）。経営方針：「お酒を造り、単純に売るだけでなく、その背景にある文化・その周辺にある文化（米の文化・麹などの食文化）を一緒に伝え、残していく」

横濱 鈴木屋酒店のコメント：ドライです！甘さが無い！でもそれがこの蔵の持ち味なのです♪ 完全なる発酵から米麹の甘さを感じさせない超辛口です！飛び切り燗（55度ぐらい）からの超熱燗にしてからのお燗酒をお楽しみください！

この辨天娘は、「鳥取の地酒、辨天娘 純米酒 若桜町産強力 19番娘 H29BYの飛び切り燗でさわらの木の芽焼きやどんこの煮つけをいただく」のときに抜栓してから常温保存で４年と６か月強というところ。

この日の食材は、前日に購入して三枚におろしたあじとあらの残り。あらは下処理し、身は瞬冷凍しておいた。

砂糖のかわりに自家製甘酒を使ったきんぴらごぼう。ごぼう、自家製甘酒、蔵匠 樽仕込み（開栓後冷蔵保存で８日目、１か月で使い切るのが理想）、サラダ油、唐辛子、いりごま、ごま油など。

ちなみに、前日につくった甘酒きんぴらは、明るい色の高麗郷丸大豆醬油を使っている。対照的なタイプの醤油であることが料理からもわかる。

あじの刺身。

刺身につけるこの日の醬油は、蔵匠 樽仕込み。色は濃いが、とてもまろやか。

あじのたたき。しょうが、小ねぎ、味噌、丹波の黒大豆味噌の上澄みをブレンドした京丹波六右エ門 黒大豆みそたまり（開栓後冷蔵保存で29日目）。

あじの頭のから揚げとあらの骨せんべい。

横浜南部市場の山安で購入したするめいかの一夜干しのバターいしり（いか魚醤）焼き。石川県のアンテナショップで購入したカネイシのいしり（開栓後冷蔵保存で24日目）、澤屋まつもと厨酒、しょうが、サラダ油、バター、こしょうなど。

するめいかの一夜干しとアボカドの醤（ひしお）炒め。アボカド、パプリカ、パクチー、自家製醤、純米富士酢など。

岡山の名刀味噌本舗の乾燥ひしおこうじ「ひしおの糀」と埼玉の弓削多醬油の高麗郷丸大豆醬油を使って仕込み、冷蔵庫で保存している自家製の醤（ひしお）。醤油よりもまろやかで、食材によくなじむ万能発酵調味料。『発酵料理のきほん』で知り、活用している。

辨天娘 強力 H29BYの飛び切り燗で。前日だったか、たまたま目にしたテレビ番組に、居酒屋で辨天娘の燗とあじのたたきが出てくる場面があって、それに引きずられて超辛口を味わった。