(※メモの状態のまま埋もれていた下書きをまとめた記事なので、季節感などがかなりずれている場合があります。なかには最低限の備忘録に過ぎない記事もありますが、振り返ってみると、1年半ほどの間にワインから日本酒に魅了されていく過程が見えてきて個人的に後々参考になりそうだったので、整理することにしました)
「シャトー・エグヴィル コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ 2015」は、関内方面の散歩ルートにあるワインショップ サンタムールで購入。
基本的な情報をまとめておくと(インポーターである有限会社カツミ商会の商品説明や生産者であるCHATEAU D’AIGUEVILLEの商品説明を参照)、生産地:フランス、ローヌ、コート・デュ・ローヌ、オランジュ・セリニャン・ユショー/生産者:シャトー・エグヴィル(CHATEAU D’AIGUEVILLE)、品種:グルナッシュ50%、シラー30%、カリニャン10%、その他10%/アルコール度数:15度/飲み口:フルボディ。
インポーターのテイスティング・コメント:「深いルビーカラー。スパイシーなブーケとともにチェリーやラズベリーなどの赤系果実のアロマが華やかに香ります。果実味と酸のバランスが絶妙で長い余韻が残ります。フィネスを感じさせるエレガントなワインです」
シャトー・エグヴィルは、オランジェに近く、セリニャンとユショーの村の間に位置し、100ha以上のぶどう畑でクレレット、ヴィオニエ、ルーサンヌ、グルナッシュ、シラー、カリニャンなどバラエティに富む品種(10種類)を栽培している。そのなかには樹齢80年を超えるものもある。
シャトー・エグヴィルの畑は、小石の多いシャトーヌフ・デュ・パプによく似た特別なテロワールに恵まれていて、シャトーヌフ・デュ・パプで最も有名なドメーヌ・ド・ボールナールの作り手であり、ワイン醸造のプロであるクーロン家の監修のもと造られているという。
▼ シャトーヌフ・デュ・パプ(Chateauneuf du Pape)の土壌とワインがわかる動画(英語)。
日本酒を燗して飲むことへの興味が増していく時期、それでも飲みたいと思うワインには、やはり自分の好みが表れる。それは、グルナッシュ、シラー、カリニャンなどをブレンドしたコート・デュ・ローヌか(マット・クレイマーが「まずいワインはない」と太鼓判を押す)モンテプルチアーノ、あるいはメルロであることが多い。これもそんな1本。バランスがよく、重すぎず料理に合わせやすい。
本日の料理は、ビーフ・グーラッシュ。ときどき無性に食べたくなる。すでに何度か取り上げているが、『スパイスの本―豊かな香りでヘルシーライフを (JTBのMOOK 味覚シリーズ 12)』に、「ビーフ・グーラッシュ」として紹介されている料理にならったもの。材料は、牛すね肉、小麦粉、塩、黒コショウ、オリーブオイル、玉ねぎ、にんじん、ズッキーニ、トマト缶、キャラウェイ・シード、パプリカ、サワークリームなど。